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(続)10年後の自分について考える

 こんばんは!
 本日、住まいの自治体の都市計画課で企画した
「都市計画マスタープラン(地域別構想)~10年後の○○市を考える~ワークショップ」に参加しました。

 地域住民が集まって、地元の良い点、良くない点を出し合い、意見交換して行政に反映させようとする主旨は良いのですが、私には不満しか残りませんでした。

 何故なら、悪い点としては「交通の便が悪い」だの、「アパート住まいが多くてゴミの分別や地域行事が、、、」といった愚痴にしかならない様な話が長かったからです。

つまり現状の要望だけを聞いており、10年後なんて誰も想定していない。
現状の諸問題を解消させる為には、一部緑地や農地保護等と言う話は出ても、とどのつまり道路工事や公共交通事業、施設の建設等に行き着きます。

 「市民の意思により都市計画を行った」
    ↓
 「だから公共工事を発注して、市民の要望に応えねばならない」
    ↓
 税金を投入する事の理由にされてしまう。

 少なくとも、行政担当者から年齢別人口グラフや予想される税収や歳出のシミュレーションが提示されるとかは一切ありませんでした。

 例えは悪いですが、幼児がおもちゃ売り場で駄々をこねているのと同じです。
現状把握も要望も、感情だけで話が進み、先立つ筈の数字が一切出てこないのです。
例えば私が店を出すとして、固定費がいくらで、集客がどれ程見込めて、客単価はどれ程でと事業計画をたてる筈です。

 行政側にしてみれば、寄せ集めの一般市民に10年後の事業予算を思い描くのは無理だと思っているか、税収などは「湧き出る泉」の如く、コンコンと湧き出るものだとしか感じれませんでした。

 私は、「今は良いけど10年後とか、建設部長さんが仰った様に持続可能な街づくりをするなら、まずは市民が望めば仕事にありつける事、子育てや介護で仕事を辞めても何度でも再就職出来る様にすること。
次に無駄なハコモノを作ってもゼネコンにお金を持っていかれるだけだから、デイサービスや子育て教室等は、空き家等を改修して小さな拠点を複数つくること。
そうすれば地元の工務店でメンテナンスも出来るので、市外にお金も人も流出しない!」
と述べたのですが、私の説明が下手なのか、他の参加者に興味を持たれなかったか、反応は薄かったです。

 正直、残念な気持ちでしたが、もう一度開催されますし、市長や市議へ直接質問状を送り付けても良い訳ですので、まだまだ諦めませんよ。

 何故そんなにこだわるのか?
私の10年後は65歳で、年金受給が始まるはず?(再延長されなければ?)
20年後は75歳で後期高齢者(これも基準が変更されなければ?)になってしまうからです。
その時に子や孫の世代から恨まれる事なく、出来れば笑顔で次の世代へのバトンを渡していきたいと思うからです。

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