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犬吠埼灯台


WBを晴れモードで撮ると、黄昏時は(色温度が低くなるので)アンバー系の夕日色になります

犬吠埼灯台(千葉県/航路標識番号:1869/国際航路標識番号:M6478)
初点灯:1874(明治7)年11月15日
塗色構造:白塔形
灯質:単閃白光・毎15秒に1閃光
光達距離:19.5海里
光度:1,100,000カンデラ(CD)
*1カンデラは、蝋燭(ローソク)1本の明るさとほぼ同じ塔高:31m
灯高:52m
*灯高とは、平均水面上から、灯火の中心までの高さ、灯火標高ともいう。
日本で一番立ち姿の美しい灯台だと思ってます、佇まいにも品格があります。
バルコニー(回廊)まで登る螺旋階段の数は、九十九里浜にちなんで99段、オシャレでしょ。
世界灯台100選・日本の灯台50選・Aランク保存灯台(国内23基・既知だと思うけど灯台の数え方は1基、2基って「基」で数えます)
登録有形文化財(2010年)登録を経て、この度、国の重要文化財(2020年12月23日)に指定されました。

 源義経に置き去りにされた愛犬が7日7晩鳴き続けたという義経伝説が地名の由来とされる犬吠埼、その岬の先端に立つ灯台、高さは31m、でもエレベータはありません。九十九里浜にちなんで造られた99段の螺旋階段を息を切らせて登ってみませんか、太平洋の雄大な景色と背丈より高い(2.59m)第1等フレネルレンズの灯器に出会えますよ。
 「日本灯台の父」と言われているR・H・ブラントン設計、指導の元、1874(明治7)年に初点灯された灯台です。灯台建設(官舎なども含む)には19万3千枚の煉瓦が使用されているのですが、建設当初、ブラントンさんは「日本製品は品質が粗悪だからイギリス製品を使わなければ・・・」と言ってたそうなんだけど、中沢孝政さんという技師が猛反対、国産煉瓦造りに腐心して、当時すごい高価だったイギリス製の煉瓦と遜色ないメイド・イン・ジャパン煉瓦を完成させました。日本人の「負けねえぞ!」という気概を示す、この逸話、いいかも!
(拙著「ニッポン灯台紀行」から抜粋)

白い郵便ポスト

2012(平成24年)3月14日に灯台を管理する銚子海上保安部と銚子郵便局が協力して、丸型ポストを白い犬吠埼灯台に因んで白く塗った郵便丸型ポストを設置、ホワイトデーに設置されたので「恋愛が成就するポスト」、「幸せを呼ぶポスト」、「願いが叶うポスト」とも言われています。

第1等フレネルレンズ、点灯直後のエメラルドタイムから、お届けします。

全て好きな写真なんだけど、その中でも、このカットが大好きです!
フレネルレンズの点灯シーンって良いですよ、アナタも是非是非、お薦めです。

Facebookに貼り付けた動画も載せておきます。

https://k-oka.com/inubosaki.mp4

レンズ内部は、こんなふうになってます、1つは予備電球です。
右側が以前に使用してた電球です

《撮影機材》
OM-1
OM-5
OM-D E-M1 MarkⅢ
OM-D E-M1X
ED 12-40mm F2.8 PRO
ED 40-150mm F2.8 PRO
ED 60mm F2.8 Macro

設定は、絞り優先(A)モード ホワイトバランス:晴天 アスベクト比:3×2 ISO感度:200

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