映画を見よう、最近考えてること

「悪意のない石」とは何だろう。

「君たちはどう生きるか」を見た。この映画の核のような部分に出てくるのが「悪意のない石」だ。

この世界の始祖のような顔をした髭の爺さんが積み木をしていて、主人公である少年に君は一つだけ石を足せる、そしてそれは悪意のないものでなければならない、と言う。

この場面は、創作をする人全員に向けたメッセージともとれるし、現在のスタジオジブリともとれる。そして、後継者を探す爺さんは宮崎駿自身なのではないか、というの主流となった考察は間違いなさそうな気がする。

私がこれに対して考えたいのはこの映画自体の考察ではなく、では「悪意のない石」、悪意のない創作物とは何だろう、ということだ。悪意のない気持ちとは何だろう。そもそも悪意ってなんだろう。

映画が見たいなあ、

ネットフリックスの「Don‘t look up」という映画が好きだ。
天文学者である主人公が地球に衝突する彗星を見つけるが、利益ばかりの大統領、何でもバラエティであざ笑うように取り上げるテレビ。社会への嫌味たっぷりのブラックコメディ。

この映画の好きなところは映画終盤、都合のいい奇跡など起きず、彗星が地球にぶつかるところだ。
主人公らは地球が終わるとわかっていながら家族や大切な人と当たり前のように、何でもない日のように、食卓を囲み、その最後の瞬間までたわいのない話を続ける。そして、最後、主人公が「今思えば、何でも持っていたんだなあ」というセリフを言う。

地球最後の日、自分は何を思うだろう。


シバタリアンしか面白くないしなあ、

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