【読書感想】 世界でいちばん透きとおった物語
表紙を見た感じ、若者向けの青春恋愛モノかな?なんて思ってた。
たま~にそういうジャンルが読みたくなるので手に取ってみたらミステリーでした。
とにかく衝撃的だったので未読の方は是非読んでみてください。
あらすじ
大御所ミステリ作家である宮内彰吾が不倫関係にあった母との間にできた子が本作の主人公である藤坂燈真。
ある日、宮内彰吾の長男から連絡があり父が亡くなる間際に書いていたとされる「世界でいちばん透きとおった物語」という題名の原稿を探す物語。
感想
主人公が父と生前関わりのあり人々の話を聞いていくことで少しずつ謎が解けていく感じ。
「世界でいちばん透きとおった物語」の謎が解けた瞬間、思わずため息が出た。本を読んでいてこれ程衝撃を受けたのはいつ以来だろう。
主人公の境遇などもあり、どこか落ち着いた文体で物語は進んでいく、章ごとにテンポよく物語の核心へと近づいていくので読みやすく、続きが気になって一気に読んでしまった。
読書感想なのでもっと詳しく書きたかったが、この本に関してはあらすじだけ見て読んでしまった方がいい気がする。
なので未読の方にはあまり情報を入れずに「世界でいちばん透きとおった物語」がどんな物語なのか想像しながら読んでみて欲しい。
もちろん紙の本で!本好きな方は楽しめると思います。
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