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日記 販売の時のお話、私のキャラの話 映像追加


かなり昔の話になるから参考にはならないかも知れないですが、販売をやっていた時のことに少し触れてみようと思います。2回目かな。

接客業の人が話し上手かと言うとそんな人ばかりではなく苦手な方も結構います。人見知りの人なども結構います。私はほとんど人見知りしません。

話すのが得意かと言うと普通かな。でも先ほども言ったように初対面の人でも全く気にしません。その辺のおばちゃんとかと立ち話とかよくしてます。話しかけやすい雰囲気があるとも言われます。最近言われたのは、しっかりしてる、とか自己管理能力が高いとかです。多分、自分で調整して仕事に来るから、そこを評価されているのだと思います。

あと、職業病でつい聞き役に回ってしまって聞き上手になってしまいます。でもそれが楽と言うのもあります。自分の話もするけど聞き役になることが比率としては多いです。

あとは人の良いところを見つけて褒めるのも得意です。これも職業病です。

あとは癒し系とか優しいとは、本当によく言われます。

仕事辞める時「この人がいなくなったら、誰が代わりにこの場を癒してくれるの!代わり務まる人いない」とか言われたことあります。癒し系と言っても、ボケーっとしてたり、寝ぼけたこと言い出して、みんなに突っ込まれて笑われたり、そういう意味での癒し系キャラという意味で昔からおっとりしてます。

先輩には、愛嬌があるから人から嫌味とか言われても、気づかずニコニコしてて、そのうちその人と仲良くなっちゃって凄い役得だと言われました。

いや、それ貶してません?!って感じでしたけど、それもその時は全く気付かず。なんかそんな隙だらけのアホなキャラなんですよ。

世の中にはいろんなタイプの接客業がいると思うのですが、私の接客は人に言わせるとご奉仕型だと言われました。

例えば、この人がここまでしてくれたんだから何か買ってあげたい!とお客様が感動して購入に至るような、そういう接客が出来る人だと言われました。

そうなんだ〜と目から鱗でした。でも購買意欲としてはちょっと弱い動機だから、そう言われてもあんまり嬉しくはなかったです。販売員としてはその程度だと失格かなあと。実際、そんなに売る方ではなかったと自負しています。なんか恥ずかしいじゃないですか。必死過ぎて。

でもカリスマ販売員と呼ばれた時期もありまして、どんな店が入っても売れないと有名なデッドゾーンで、凄い売り上げを打ち立てたのでその時はそんなふう呼ばれるようになりました。それも陰で、お客様ではなく、館の店長や副店長などの偉い人たちに言われてました。

その時は店長として売り場に立って売り場づくりを頑張っていた理由が大きいと思います。

今ではこんなことしてる店ないだろうけど、昔は在庫管理もアナログでした。売り消し帳なるものを活用。手書きで商品の絵を描き、一目見てその商品がなんであるかわかるようにして売れる商品やお気に入りの商品を率先して発注し要らないものは即返品し、循環よく良いものを厳選した商品管理に励みました。

人気商品の確保はどこでもやっていると思うのですが、面倒臭がらずに会社がフォローしきれてない商品の売り消しも、入荷時点ですぐに作り、積極的に商品の手配を行いましたので全て逃さずに取り込んでいました。


当然ですが売れるものやお気に入りの商材は商品を勧める販売員も自信を持って勧められますし、そもそも売れ筋商品ですからお客様の満足度も高まり、ご購入に至る確率も高くなるのでそういう感じで相乗効果で売り上げにつなげました。

また商品がよく動き回転が良くなるので売り場の活気や鮮度にも一役買いました。

でも作ってる本人はその当時はそういう自覚はそれほどなく、暇つぶしに絵でも描くかとのんびりと描いて遊んでました。結果的に振り返ると、あの売り消し帳が他の店舗との差別化に繋がったんだなぁという感じ。

あとは、お客様から頼まれたら面倒なお直しなども引き受け率先して行い、売り上げに繋げる努力をしました。みんな嫌がったり面倒臭がったりして、お直しなどは避けてしまう傾向が高いですがお客様の要求には縫製室までかけずり回って、とことんお応えし、売り上げの取りこぼしを徹底して無くしました。

そういう一生懸命な感じがお客様的にはなんか買ってあげたいという気持ちにさせたのかも知れません。


販売トークですが、

よく勘違いされますが、人を褒める時に無理して褒めると疲れるので実はそんなに無理してまで褒めたりはしません。相手の心にストレートに突き刺さらないですし、褒める時も何がどう良いのかという伏線の会話につながりません。会話のキャッチボールするのに、嘘があったら嘘をつき続けなければならなくなるからです。
だから販売員は無意識に適度に力を抜きてトークします。

ただお客様の意思を尊重するのは当然ですから、いくら自分がそうとは思わなくてもお客様が満足していたらそれはお客様に従います。求められればアドバイスもするし、差し支えない範囲で他の商品もおすすめもする感じです。

フィッティングルームから出ていらして、イマイチかな、どうかなというときは、いかがですか?とこちらからお伺いを立てることが多いです。似合っている時は、お似合いですね、とか、良いじゃないですか!とか、素敵です、ということが多かったかな。適当です。お客様が思うほど、無理して何でもかんでも、お似合いですね、とは言わないかな。なぜって商品は沢山あるので、似合わなくても他の選択肢があるわけで。他のもっとお似合いになる商品をご提案させていただくまでででした。

私は買い物をする時に、販売員が売り場の商品を知り尽くしていると知っていたので、何がおすすめなのかマストバイアイテムはどれか、このアイテムに合うボトムスは?トップスは?など、コーディネートなど自分から進んで聞くようにして買い物します。気の合う方となら質問もよくして相談もよくしますね。

今は時代が変わって店頭に立って接客をする方は少ないですが、せっかくロープレやって、商品知識に優れ、的確なアドバイスが出来る人だっているのに、ガチガチにガードして無視を決め込んだり、邪魔者扱いして拒絶ばかりして全く販売員さんを活用しないのは、少し勿体無いないなと思うことがあります。

おばちゃんなどは、押し売りが得意でお客様は押し売りが嫌だという人が多いですが、なんだかんだでおばちゃんは強し!獲物は絶対に逃さないド根性があり、ほぼ100発100中のヒットマン、貫禄が凄かったです。どんなにお客様が警戒しても、そういう手強い人にかかったらみんな買ってしまうのです。そんなものです。

返品の人とか来ても、納得まで持ち込んで、お帰りいただきお見送りとか、結構スパルタで、遠目から見てて爆笑しちゃう激しい接客でしたしね。

でもそれはその人だからできることで、真似したいとはこれっぽっちも思いませんでしたし、仮に真似したくても出来ませんでした。もう気迫が違うというか。

でもおばちゃんは機械も苦手、お直しも苦手、事務処理も苦手、在庫管理も苦手で、雑務を全くせず全て人任せにしていたり、他社の販売員とトラブルも多かったので、クビになる人も多かったです。少ないお客様を仕留めるのがおばちゃんは得意だったので、お客様が少ない売り場に配属されるケースが多かったですね。

若い子は都会の店舗などに割りあてられてました。

すぐ辞めちゃう子ばかりだったけど、私が店長の時は、店長が優しいから、と言われまして、私が移動になったと同時に辞める子が多かったです。一生懸命手間暇かけて教え込んだのに、えー!!!って思って裏切られた気がしてたけど、私の下だから働きたいと思った、という解釈をすれば、それは慕われていたわけで、ありがたいことだったのかもしれません。でも当時は、がっかり感の方が強くて、そこまで気付けなかったな。

今は全く違う仕事をしてるので、そういう面倒なことからは距離を置いて、なんとも楽ちんに生きてます。歳の功で、色々見極めるようになってきて、もう若くはないので、とにかく平穏な毎日を維持できるように、凄く気を配ってます。ノンストレスが大好き💕

なんともわがままなんですが、お休みの日の自堕落も好きですが、あんまり自堕落でも飽きてくたびれてしまうので、やっぱり仕事してキリッと引き締めながら、毎日のバランスを保つのが好きです。


パーティードレスや靴、ショールやボレロ、髪飾りやネックレス、イヤリングやコサージュ、バッグなどの販売員をしていたこともありますし、香水を作るお仕事をしてたこともあります。

個性的でしょ?


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