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2022年7～9月期決算を巡り、自動車業界に衝撃が走った。トヨタ自動車の連結純利益は4342億円だったのに対し、米テスラは4542億円と、四半期ベースで初めて両社の金額が逆転した。トヨタは販売台数で8倍近い。一方、1台あたり純利益はテスラが8倍だった。ロシア事業撤退といった特殊事情に加え、依然として営業利益ではトヨタに軍配があがるものの、1台あたりの稼ぎが明暗を分けた。

テスラが上場した10年以降、四半期ごとに期間平均為替レートを円換算して利益を比較した。22年7～9月期のテスラの純利益は32億9200万ドル、為替は1ドル=138円だった。前年同期に比べるとトヨタは31%減り、テスラは円ベースで2.6倍に増えた。