三波 龍志

抑うつ病の医療エンジニア。 闘病の中、リハビリとして言葉を書いてます。 夢はプロデ…

三波 龍志

抑うつ病の医療エンジニア。 闘病の中、リハビリとして言葉を書いてます。 夢はプロデューサーとして生きるでした。 現在、YouTubeでのラジオドラマ企画進行中 少しでも世界中の笑顔が増えますように。今日を楽しめますように。

最近の記事

ラジオドラマ企画について

【改めての自己紹介】 はじめまして。美波龍志です。 よくうつ病と戦うエンジニアです。 noteでは自作のポエムや思いついたことをダラダラと書かせていただいています。 大学を卒業してから精神不安定になり、重度のよくうつ病と診断されました。環境変化や人間関係に苦しみましたが、この現状を変えるため、そしてもう一度諦めた夢を追いかけるため歩み始めています。 【早速企画について】 皆さんこんな経験ありませんか? 会話のネタが無い、テスト勉強は覚えるだけで退屈、デートで美術館行っても

    • うつ病と差別

      仕事にも肌の色がある ホワイトカラーとブルーカラー 青が人の裏をどれほど支えても 強烈な白の前では劣る 学歴を求めるのは漂白するためだろう 作業着では人は誰も寄り付かない 日本にも差別は存在すると改めて思い知らされる 優秀な地球人からすれば私はアバターなのだ 自分は抑うつ病だ 恥の多き自分の人生で自壊させた 闘病しても社会では弱い奴という烙印を押す "普通"という特殊な人からしたら異常者だからだ 人材から人罪へと落ちる音はひどく鈍かった 人生は失敗していいと誰かは言う 多

      • 虚の中の実

        《第2話》触れ合う 掴んだ手を急いで離した。向こう側の"オレ"は咳き込みながら言った。 「ずっと見てた。情けないオレの姿を、ずっと。」  オレ曰く、現世と車窓の向こうの世界は"同じ"であり"異なる"世界だそう。似て非なる世界というのが正しいのだろうか。水晶体が捉えるその世界は現世と変わらない。しかし、そこには僕のずっと思い描いた世界が広がってる。オレは広告ディレクターとして、多くのプロジェクトを本町にて働き、朝が来て沈む「日々」がこの上なく幸福だそうだ。反対に、僕は工場勤

        • I'm a rat

          最近、うつ病と診断された 何をしても死や不安が毎朝押し寄せ、 心が二つ無理やり同居しようとしてる。 そんな時に、ハイスタの恒さんが亡くなったことを思い出した。 まだ中学生だったかな。そんな時に聞いてたバンドだ。 恒さんはカッコいいけど、会ったこともない他人。会ったことないから深く思うことはない。 けれど、志村けんさんが亡くなった時と同じ大きな穴が開いた気がした。 死のうと思ってた時、なぜかこの苦しさがバカらしく思えた。 苦痛に物理的質量や数学的な絶対値はない。それぞれにあ

        ラジオドラマ企画について

          ポエム

          何千回も聴いたJPOP 何万回も見た車窓風景 何億回も口にした言葉 そんなものでも 水滴が心に垂れると 1度目の感動に変わるのだ。

          クスリ

          抗不安剤を飲み始めた。 不思議とトリップした気になるが、まだつま先立ち。 酒と混ぜたいけど混ぜれない。 不安な気持ちは不思議となくなってる。 けど、胸につっかかる大きなイカリが残る 碇の正体はわからない。 不安や悲しみもない。 けど、涙がこぼれ落ちそうなんだ。 涙溢れる言葉や物語 それがあれば変われるのかな

          虚の中の実

          《第1話》邂逅 残業灯がゆるく光る。消し切れず残る文字の端のように、北極星だけが残る空。まばらな人影と澱みが溜まる長四角の車内。 私は仕事の帰路につき、揺られながら鏡を覗く。 処方された眠剤と抗不安薬を握りしめて、頭には青年時代の後悔。 とはいえ、1か月前まで学生の私は今も世間的には「青年」になるのだろう。青いのはケツと顔色ーあっ、カッターシャツもか。それだけである。 「青年」が持つ強迫的な爽やかさや、神仏の後光に似た希望の光は私にはない。あるのはーこれは自己評価であるがー何

          虚の中の実

          拝啓

          拝啓 ○○○様 猫みたいな君は今日はどこへ行くのだろう 君をはじめて見た時から、僕は好きでした。 少し無愛想。だけど、笑う顔は枯れる前の華のよう。 そんな君と出会ってからの僕は、毎日廊下を往復の毎日。意味もなく歩き、ただ会えることを願った。 4年が流れて、2人になれた。 君の成長も、笑顔も、冷たい手も横で見守り温められる。 けれど、自分は壊れたおもちゃになった。 寂しさを詰め込んで、長四角に揺られ 見えない不安は溢れ出した。 ありがとうと何度言えたかな。ごめんの数は増えた

          ポエム

          今日も思う。他人は愚かだと。 ありふれた毎日はいつ失うか ありふれた言葉はいつ言えなくなるのか 考えたことないのも当然だ 一寸先すらも人は見えないから 今日も思う。私も愚かだと。 ありふれた毎日を失うのは自分からだ ありふれた言葉はもういえないから。 苦し紛れの言葉で作った自分 オレはどこにいるのだろう。 ペルソナを人はいくつも持っている。 社会という仮面舞踏会を日々こなしている 外した姿は近しい者からもわからない。 一度、外した姿を見せ合えた2人。 それが恋人と呼ばれる

          【短編】少子化

          ねぇ、日本の子どもの数は減ってるらしいよ。 そんなことを言ったのは紺色の空の下 かぐや様が見送るように、君の手を離した。 僕の周りで駄々こねる君、甘える君、笑う君、映画に涙する君。 どれも君だけど、君の背中は見えないんだ。 ねぇ、子どもが減るなら、、、 言葉を飲み込んだ。言うほどのことではないから 明るい私を君はどう見てるだろう。 君は青かった。頼りない背に、情けないとこに、弱くなる心に。嫌気がさした。 どんな君にも、憧れは見せれないんだ。 ねぇ、よく言うだろ。この出会い

          【短編】少子化

          生きる意味

          晴れた空にも雲はある。信頼の中には裏切りが同居する。 日差しがさせば、影ができるように、人は常に不安と共に生きる。 私は、明日死んでも悔いがなかった、面白かったと言って旅立てるように生きてる。 彼女は言った。死んで悲しむ人のことは考えないのか。 はっきりと実感はなかった。悲しむ人がいるということが幸福だから。 その人がいると感じて歩み続けることが生きる意味ではないか。

          生きる意味