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【異変】自分に鞭を打って働いていたら適応障害になった話②

前回の続きです。

初投稿で拙い文章ながら、見てくださった方ありがとうございます。
自分の内面を掘り下げていく内容なので、体調によりなかなか書く気が
起きない日もありますが、マイペースに投稿を続けたいと思いますので、
今後もご覧いただけるとありがたいです。

さて、前回は適応障害のきっかけになった異動までの話をしました。
今回は異動後、どのようなことが起きたのかお話しします。

①新しい仕事

 今の仕事は始めて約10年になりますので、色々な経験を通して
 自分の好きな仕事、得意な仕事というのがわかってきています。
 
 <好きな仕事・得意な仕事(↔嫌い・苦手な仕事)>
 ・ルールに則り、正確にこなす必要がある仕事
  (↔発想力・柔軟性を必要とする仕事)
 ・あまり人と関わらず、一人でコツコツ事務作業をこなす仕事
  (↔外回り、打ち合わせや会議が多い仕事)
 ・ルーティン的な業務で、自分で業務スケジュールを立てやすい仕事
  (↔突発的に降ってきた業務に短期間で対処する仕事)

 もちろん、社会人として働く上で、好きな仕事・得意なことばかり
 やっていられるわけではないので、時に嫌い・苦手な仕事を避けて
 通れないのはわかっています。

 ただ、嫌い・苦手な仕事の比重が大きくなればなるほど、同じように
 時間のかかる業務でも、感じるストレスは大きくなるものです。
 
 そして新しい仕事はどうだったかと言うと…



 発想力・柔軟性が求められ、打ち合わせや会議が多く、突発的に
 降ってくる業務にも短期間で対処しなければならない仕事でした。


 ・・・!!


 見事なまでに嫌い・苦手な仕事が大半を占めていました。
 ただ、異動したての頃は不安を覚えつつも、「苦手な仕事をやるのも
 経験だ」と前向きに考えるようにしていました。

②体に起こった異変

 さて、苦手な業務に取り組み始めた私ですが、苦手であるがゆえ、
 とにかく時間がかかります。
 イベントのレイアウト図作りで、数時間あーでもないこーでもないと 
 内容をいじり続けた挙句、最初と何も変わっていないこともありまし

 また、会議でプレゼンなどがあると、人前で話すことが苦手な私は
 時間外に会議室にこもり、一人練習をしていました。

 いちいち一つの仕事に時間をかけていると、当然ながら仕事の進捗は
 どんどん後ろ倒しになっていきます。
 
 異動した当初は業務量が少なかったのでそれでも問題はなかった
 のですが、だんだん任される業務が増えるにつれて、
 「仕事が終わらない」という感覚に苛まれるようになります。

 すると、家に帰って寝ても「何かに追われる夢」を見て夜中に目覚める、
 まだ早朝なのに目が覚めるなどの異変が体に起き始めました。

③近づく限界

 異変は睡眠だけに留まりませんでした。
 夜中や早朝に目が覚めると当然熟睡感がありませんので、起きたばかり
 でも既に疲れていて体が重かったです。
 仕事中も、ずっと頭にモヤがかかったような感じで、いつもならすぐに
 できる仕事でも時間がかかるなど、集中力・判断力の低下を如実に感じて
 いました。

 でも、仕事は溜まっていく一方なので、「このままじゃダメだ!」と
 気合を入れ、エナジードリンクを注入して残業する、仕事の効率化に
 関する本を読み、少しでも多くの仕事を片付けられるよう自分を追い
 込んでいました。

 今考えると、直線で脚が上がった馬に鞭を打ち続けているも同然でした。

 
 そんな無理を続けていたある日のこと。
 その日は平日でしたが、好きなバンドのライブがあったので、午後仕事を
 お休みして早めに家に帰りました。

 着替えて軽く腹ごしらえでもして出発する予定でしたが、楽しみだった
 はずのライブなのに行く気がしない、家で寝ていたいと思いました。

 そして私は一緒に行くはずだった友人に、「仕事が忙しくてライブに
 行けない、ごめん。」とLINEを送り、昼間からベッドに潜りました。

 私を心配するメッセージに対し、何の返信もしないまま…。

 続きます。

 


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