この度、奈良市学生支援事業として、奈良教育大学硬式野球部が野球教室を開催することになりました。僕は、全体のマネジメントの役割として関わらせていただいてます。
野球教室開催に懸けた僕の“想い”を綴りました。

ドミニカ共和国で見た景色

僕は、トビタテ留学ジャパンの奈良市地域人材コースとして、大学生3年生の時にドミニカ共和国に留学しました。
そこでは、当たり前のように現役のメジャーリーガーと小学生や中学生が同じグラウンドで練習をしていました。目の前に憧れの存在がいることが、こんなにも成長を促すことに驚きました。
日本でも、このような環境を作ることが出来ないだろうか？
これが、僕が大学生と共に野球教室をすることを決めたきっかけです。

本田圭介さんとの懇談会

もう一つ、僕が大学生と野球教室をやることを強く決心した出来事は、2022年の1月に奈良教育大学で本田圭介さんとお話しさせていただいたことです。
本田さんは、地方のスポーツ格差についての課題解決に取り組まれています。そこでおっしゃっていた、スポーツ格差の問題は大きく分けて3つあります。

1.練習場所や施設の問題及び費用の問題
2.送迎の問題
3.指導者不足の問題

まさに、奈良も同じ課題を抱えています。
これらを解決するために、本田さんは大学生と小さい子どもたちが一緒にスポーツをする機会を作るための事業を始められました。
そして、これは僕が目指している方向性が間違っていないことの確認にもなり、絶対に野球教室を開催しようと思えるようになりました。

何度も計画した野球教室

上記のように野球教室を開催することの想いはずっと持っていました。実は、これまでに何度も野球教室は計画してきました。実際に、大学内の支援事業で、教授の前でプレゼンし採択もされました。しかし、コロナで中止となり、開催までは至りませんでした。そうするうちに僕は卒業し、今は横浜で仕事をしています。

しかし、今回は奈良市の学生支援事業として、奈良市に支援していただき、さらに選手・マネージャーたちは、入れ替え戦前の忙しい時期にも関わらず、何度もミーティングを重ね、計画してくれています。
ようやく僕の想いが形になりそうで嬉しいです。

この取り組みは、奈良におけるスポーツ格差の問題の解決や部活動の地域移行の課題解決に向けた一つのソリューションになることが期待されます。そして何より、大学生と中学生が一緒になって野球を楽しんでいる、そんな光景を想像するととてもワクワクします。

そして、今後は中学生に限らず、様々な年代に拡大していく予定です。

野球教室のご案内

最後になりますが、野球教室のご案内です。今回は、奈良市の支援事業ということで奈良市内の中学校に通う中学生を対象としていますが、気になる方は、個別にパンフレット記載のメールアドレスまでご相談ください。当日は、ウォーミングアップから、各班に分かれてのバッティングや守備の練習を大学生と共に行う予定です。
たくさんの中学生のご参加をお待ちしております。

↓申し込みフォーム
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfntoz4yhVBansfK3Umv_nqADQVaCQCWmOaTEMDCXwXiTs5fw/viewform