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タイタニックについての本は面白い

みなさんおはようございます。みなさんはタイタニックはご存じかと思います。処女航海で氷山と衝突して沈没した船ですね。映画にもなっているので、とても有名な船です。一部では陰謀論もありますが、今回はそういう都市伝説の話ではないので、省きます。

では本題ですが、この本ではタイタニックの構造についていろいろ書かれていました。今から考えるとあり得ないですが、当時の技術では最先端のものが使われていました。今ではあり得ないものと言えば、建材に木材を使っていたり、溶接ではなくリベットで鉄板を止めていたり、防水隔壁も縦にしか入っていませんでした。今だったら一発でアウトですね。それでも当時としては最高の技術だったので、現代人があれこれ言うのは失礼な話です。

話を戻すと、タイタニックは当時沈まない船として宣伝されていました。おそらく浸水しても耐えられるという意味ででしょう。ただ不幸にも氷山をかすめるように当たってしまったため、広範囲に浸水してしまい、沈没してしまいました。

しかしこの沈没事故は決して無駄なものではありませんでした。当時救命ボートは人数分積まれていませんでしたが、この事故をきっかけに人数分積まれるようになりましたし、無線だって24時間体制が義務付けられました。その他、氷山の多い地域を通る船に対しては常時警戒できる仕組みも作られました。現在我々が安全に船旅ができるのもこうした過去の教訓があるからです。

タイタニックの事故はただセンセーショナルで終わりではなく、現代に生きる我々にも大きな教訓や恩恵までもたらしてくれています。やはり失敗から学ぶ姿勢というものが重要であることが分かります。それは船の構造であったり、法整備であったりと多岐に渡りますが、事故原因は決して一つではありません。そういう原因追究は今後も何かあるたびに行っていきたいものですね。

さて、本日はこの辺にします。今日も読んでいただきありがとうございました。


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