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『サグラダ・ファミリア』/ アントニ・ガウディ【わたしのイチオシ】


#私のイチオシ

こんばんわ。今夜はわたしのイチオシの芸術作品・創作物(厳密には教会の大聖堂)として、『サグラダ・ファミリア』(聖家族教会)について、感想も踏まえたうえで紹介したいと思います。
好きな創作物(12)。

サグラダ・ファミリア

アントニ・ガウディ(作) スペインの都市バルセロナに建設中のキリスト教会(大聖堂)で、1882年に着工、現在(2024年)建設中。

正式名称は『Temple Expiatori de la Sagrada Família』 カタルーニャ語「聖家族贖罪教会」 

「サグラダ・ファミリア」とは「聖家族」の意で、日本では別に「聖家族教会」とも呼ばれることが一般的。

最近ニュースになったのは『聖母マリア被昇天の礼拝堂』が完成したことによるもの。

なお2026年にサグラダ・ファミリアが完成するとの動画も見られるのですが、それは正確ではなく、2026年は『イエス・キリストの塔』が完成見込の予定であり、
2034年に最後に『栄光のファサード』が完成の見込みで、これを以てサグラダ・ファミリア完成とされる。

最近のニュースで報じられるように、現在、完成が間近であるため、『サグラダ・ファミリア』の話題は今後よりいっそう盛り上がるのでしょう。

それでも、150年間建設されていたものが、わたしが生きている間に完成するかもしれないと思うと、すごいことだなと思います。

(動画引用元)Youtube: ヨーロッパのニュース FNNプライムオンライン(公式)『サグラダ・ファミリア 2026年にメインタワーついに完成へ』


『サグラダ・ファミリア』の感想

わたしが『サグラダ・ファミリア』を見たのは若い頃(今も若いのだが)で、当然未完成の部分が現在よりも多い状態でした。

良かったことは、当時すでに著名な観光名所ではあるものの、さほどの混雑もなく、場所によっては閑散としており、けっこう自由に歩き回れて、ゆっくり見れることができたことでした。
(たぶん今後は難しいかもしれません)。

当時の教会内部の建設場所であっても、ものものしさや、建設工事に特有の喧騒もなく、なんだかのんびりしており、カーキ色の作業員が緩慢に作業していた姿を思い出します。

(「これ、いつできるのやら」と、当時は思っていました。)

わたしが生きている間に完成するかもしれないと思うと大興奮で、できれば見たいのですが(見れるだろうか、無理かも、いや、見たい)、たぶん世界中から人々が大殺到して普通には見れない恐れがあるのです。


『サグラダ・ファミリア』のその巨大さも含めて、あまりのデザインの異世界ぶりに圧倒され、「感動」と一言ではすまされない感激さがありました。


眼前に顕現する異世界:まるで「叫び声」のような、ガウディのあまりに強烈なイメージの強さにただただ圧倒されました。


たぶん大部分の人が見落とすであろうささやかな彫像のひとつである「歩く巻き貝」:まるで「配管」のような足跡も含めて可愛らしい。


わたしが当時から、そして今も、感慨深く思うことは、スペイン政府や関係団体や関係者が、ガウディの死後も100年以上も継続して淡々と建築し続けるいたとゆう事実です。

なんとゆうか、当時すでに100年も前の部分が存在しつつ、現在進行形の部分と融合している、不思議なカテドラル遺跡なのでした。


『サグラダ・ファミリア』は見た目にも遺跡のようであり、それは未来に向かって空中から掘り出してゆく発掘現場にも見えるのです。


まあ、壮大な芸術作品であり、思い出の一つでもあります。



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