427: Amy Winehouse / Love Is A Losing Game

昨日取り上げた曲のタイトルに含まれる「ラヴ」と、アルバムの『ザ・ゲーム』から、この曲につなげてみました。
エイミー・ワインハウスが2006年にリリースした『バック・トゥ・ブラック』は、ポップ、ソウル、ジャズ、R&B、ヒップホップ等々、あらゆるジャンルの音楽を融合した、奇跡的なアルバムでした。
「ジャンルの壁を越えた」という表現はよく使われますが、このアルバムほど、その言葉がぴったり当てはまる作品も珍しいと思います。
UK1位/US2位の大ヒットを記録し、ワールドワイドな人気を確立しますが、それ故に、薬物中毒とアルコール依存症でボロボロになっていく姿を、世界中に配信されるという、皮肉な運命に苦しめられます。
そして、2011年7月に27歳の若さで死亡。死因は、アルコールの過剰摂取でした。
この曲は、アルバムからの5枚目のシングルで、生前の彼女にとって最後のリリースとなりました。
「恋は負け試合」と物憂げに歌う声が、彼女の人生とシンクロしているような気がして、聴いていて切なくなる一曲です。

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