484: Creedence Clearwater Revival / Wrote A Song For Everyone

「For No One」とは真逆の、「みんなのため」の歌につなげてみました。
クリーデンス・クリアウォーター・リバイバル(CCR)は、サンフランシスコで結成されたバンドですが、西海岸のバンドとは思えない、泥臭いサウンドが特徴でした。
同時に、5年弱という短い活動期間にもかかわらず、多数のシングル曲をヒットさせたように、卓越したポップセンスを併せ持つバンドでもありました。
1969年、彼らは3枚のアルバムをリリースしていますが、そのうちの2枚目にあたるのが、8月にリリースされた『グリーン・リヴァー』(US1位/UK20位)でした。
このアルバムからは、「バッド・ムーン・ライジング」と「グリーン・リヴァー」がUS2位のヒットとなっていますが、A面ラストにひっそりと収録されていたのがこの曲でした。
「みんなのために曲を書いたけど、どんな曲かは言えない」という歌詞がなんとも意味深です。そして、ジョン・フォガティの野太いヴォーカルは、いつ聴いてもアメリカの大地のスケール感を連想させます。
それにしても、1969年のCCRは、1月に『バイヨー・カントリー』、11月に『ウィリー・アンド・ザ・プアボーイズ』と、リリースした3枚とも充実した作品でした。

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