925: The Millennium / There Is Nothing More To Say

今日は「ナッシング」つながりです。
ザ・ミレニウムが1968年にリリースした唯一のアルバム『ビギン』は、当時最先端だった8トラック・レコーダーを2台使用し、多額の費用をつぎ込んで制作されました。
ただ、当時の流行とは全く毛色の異なる音楽であったため、ほとんどプロモーションされることもなく、ヒットとは無縁のまま、バンドはひっそりと活動を終えています。
時は流れ90年代、いわゆる「ソフトロック・ブーム」が起こり、この時代のポップスが再評価されます。その中でも、この作品は「最高傑作」として評価されています。
とまあ、そんな蘊蓄は抜きにして、とにかく曲がいいし、コーラスが美しいし、サウンド・コラージュも斬新だし、ケチのつけようがないアルバムだと思います。
最後から2曲目に収録されたこの曲を聴くころには、タイトル通り「もうこれ以上言うことは無い」、そんな気分にさせてくれます。

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