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『好きだけど苦手』と向き合う

習慣ほど強いものはないな、と思う今日この頃。今読んでいる村上春樹さんのエッセイの中でも、何があろうと毎日書く、とあった。何も浮かばなくても、とにかく書く、と。(言葉は違いますが)
このブログのほかに、本業にしているブログをアメブロとnoteと書いていて、毎日いずれにか1本かければ良しとしているけれど、本当にそれが良いんか?と悩む。
1本にまとめた方が、ブログにたどり着いてくれる人が増えるのではなかろうか。。しかし、このブログまで1本にまとめるには抵抗がある。このブログは日記に近いからだ。顔が見えないからこそ、旦那ことも子育ての悩みもかけると言うもの。他の本業用のブログは名前も顔も晒している。そこで堂々と旦那の悪口は書けない。モラ夫だと書けない。いやむしろ書いたらいいのか?
そして眠っているブログが一本。こちらは年間費が発生しているのだから、これこそどうにかしなきゃいかんのだけれど、すっかり停滞してしまった。何がどうして、って好きを仕事にしているはずなのに、それが本当に好きなことなのか、相変わらず迷う自分がいる。結婚しているのに、本当にこの旦那でいいのか?と迷うのと対して変わらない・・・ん?私は迷うのが好きなのだろうか。好きを書き出したら何か?変わる?
息子に、『好きで得意なものは?』と聞いた。きっと理科、って言うだろうなと思いながら。案の定答えは『理科』だった。じゃあ好きだけど、苦手なものは?得意じゃないものは?好きなのに。と聞いたら『そんなものないな〜』と。そりゃそうだ。好きだったらとことん走れるものね、あなたは。と母は思う。理科が好きなのは、教えてくれた先生が本当に良い授業をしてくださったおかげだ。『そんなものは教科書を見ればわかる』と、教科書なしで授業をされていた。そんな授業を経験できたのは、彼にとって宝物だと思う。こうして今でも理科が好きなのだから。そそれにずっと続けている水泳だって、実はそんなに向いてないのに、好きだからこそ人一倍頑張ったつもりもないだろうに頑張っている。そう、頑張っている自覚がないのだ。これは本人だけ知らない事実だ。いつか妹の方が泳げちゃうようになっちゃうんじゃない?と大人たちは思っていた。それが、好きだから、泳ぐから、という理由で急成長して進級し、ターンが不得意であれこれ先生に言い訳していたはずなのに、突然できるようになってしまう。暇さえあれば潜ってクルクルまわっていたのだから、そもそもできないはずはないのに、言い訳をやめたらできてしまうのだ。それに夢中で泳いでいるから、妹が『呼吸の時に耳に水が入る』と愚痴を言っていても『水なんて気にしなけりゃいい』なんて言ってのけるのだ。
活字が好きで、だんだんと漫画も好きだけど、やっぱり絵本も好き。そんな息子は漢字が書くのが苦手だ。苦手という意識が強すぎて、問題集も書くことが目的になっていて、覚えない。算数もそうだ。面白くないらしい。解けるのに。解けるくせに、面白くないと言い訳して、やらない。やった成果が見えないから、勝手に『苦手』と決めつけている。『野菜』すら書けないのを見てしまった!と感じて、流石に漢字はやろう、と声をかけた。母だけが一人で走っても仕方がないのだが。それと、最近妙にこの意味何?と言葉を聞いてくる。できるだけ辞典を引かせるようにしているのだけれど、漢字を知れば意味がなんとなく読めるようになる。それに気がついて欲しいのだけれど。
『好きだけど苦手、ということがない』これは私自身にも言えることだ。あえて苦手だけど好きなこと、と聞かれたら料理だろう。本当に苦手意識が強かった。美味しいと思えなかった。切るのも遅いし、盛り付けも下手。10年料理をしてきて、やっと私の好きな味にすればいいんだ、食べたいものを作ればいいんだ、と思うようになった。だから子どもたちが残せば、食べなきゃいい、と言ってしまう。でも苦手だけど、嫌いじゃなかった。人に任せるという手段だってあるのに、なんだかんだ作っている。料理番組も料理本も好きだ。食べてこの味は?と考えるのも好きだ。じゃあ今何が嫌いって聞かれたら、作って当たり前って顔をされることである。これだけは慣れることはないだろう。楽しんで作る工夫をする。無駄に時間をかけない。(ル・クルーゼでコトコトするのは好きだけれど)それがストレスフリーになることであり、家事をすることは悪ではないと思うことな気がする。一品でも良しとする。それも苦手意識から遠ざけた要因な気がする。以前なら副菜だ、汁物だ、と頑張っていたけれど、その頑張りをやめたのだ。食べたいのなら作る。ま、いっかと思うならしない。それが自分に許せるようになった。
仕事面でもこの仕分けをしたいなと思いつつ、そのままになっている。どんな作業があるか。その掘り出しからしないとと思うと、つい後回しになっている。

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