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新宿御苑の夜桜

新宿御苑で行われていた夜桜のイルミネーションを見に行った。
人がすごく多くて入園まで30分は待ったと思う。
残念ながら提灯はもうなく
フラフラと園内をさまよっていた。
昼の御苑は広々とビル群の中の緑で
オアシスのような場所だったが
夜の御苑はライトアップも相まって異世界のようだった。
ピンクや紫ぽい色に照らされる桜たちに
青々とした緑色に輝く葉っぱたち
彼らもまさか光に照らされるとは思わずびっくりだと思う
昔から咲き続けている桜と現代の灯りの共存は
なんとなく見たこともない時代に想いを馳せる時間になった。
もっと真っ暗でピンク色でもなく
微かに月に照らされてみえる桜をどこかの誰かが
うんと昔に、眺めていたかもしれない
そんなことを考えると木ってすごいなあって思う。

いきなりドレスを着せられて木々もびっくりだけど
少しでもきにいってくれてるといいな

一番好きだったのは、白い光
脈打つように枝の隅々まで流れていた光
まるでエネルギーを可視化したような光は
毎秒違う形を取っていて
決して捉えることは出来ない

私の記憶で流れる光もあの時私が見たものとは違うんだよなぁ
記憶ってあまりにも曖昧


お心遣いありがとうございます。 ゆるりと書き、言葉の温かみを学んでおります。