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少し大人ぶってしまう時間

お酒を飲み始めてまだ数年。ほんの少しずつお酒の味を判別できるようになってきた今日この頃。

初めてお酒を飲んだ時、
未知のものを口に含むことにワクワクしていた
思っていたよりジュースと変わらなかった、フルーツサワー。味よりもお酒って名前と見た目に恋をしていた。

度数の強いカクテルを初めて飲んだのは、メルボルンだった。海外でお酒を飲むってシチュエーションになんとなく憧れていて、友達とハッピーアワーの街に繰り出した。川沿いのレストランに入ると夕日が優しく傾いていた。マティーニグラスに注がれた海のような真っ青なブルー。口にふくむと今まで感じたことのないくらいのアルコールに溺れた。一緒に食べたハラペーニョのピザ。少し背伸びをした日。きっとずっと覚えている。

いろんな時間とともにいてくれるお酒が好き。
きっとまだ少し背伸びをしているだけかもしれないけど。

1人で映画を見ている時。赤ワインのボトルを開けたくなる。そんな時見ているのはフランス映画かイタリア映画。電気を消して間接照明をつけて。とっておきの自分時間。アメリカ映画を見る時はワインよりもビールが飲みたくなる。映画に影響されやすいみたい。

宅飲みをする時。気づいたら朝の3時までずっと友達と話している。夜が濃くなるほど、話も濃くなってゆく。わぁぁぁっと騒ぎ通すのではなく、何時間も議論を重ねている。2人でしっぽりお酒を飲める関係性。なんて幸せな繋がりでしょう。

居酒屋でお酒を飲む時。ガヤガヤと活気溢れる店内に元気な店員さん。美味しい料理もたくさんで食べることも飲むことも止められない。誰かに作ってもらう料理って本当に美味しい。笑顔が素敵な店員さんがいると通いたくなってしまう。

クラブで飲むお酒。賑やかな音楽に踊り狂う人々。そして欠かせないのがお酒。初めましての人との距離を和ませてくれる縁結びの神様みたい。たくさん笑って、音楽に身を任せ、リフレッシュして。そしたらまた笑って日常を楽しめるの。


ノルウェー語を勉強していた時、先生は言ってました。
今から一つ一番大事な単語を教えるよ。
これだけおぼえていれば大丈夫
Skål !

#いい時間とお酒

お心遣いありがとうございます。 ゆるりと書き、言葉の温かみを学んでおります。