自分軸の私の物語
【夫編】
母を柱に、学校の先生、上司と入れ代わり立ち代わり、常に誰かに「認められたい」「誉めてもらいたい」という欲求がつきまとっていました。それが原動力になり頑張ることのできた人生でした。
努力の甲斐もあり、そこそこ学校でも社会でも認められるのですが、充実感は無く、苦しさと疲労が残るばかりでした。
しかし、夫には、承認欲求がありませんでした。
何故ないのか、ずっと不思議でした。
やはり、コーチングで明らかになりました。
夫に対しては、素の自分だったからです。
甘えん坊でワガママで我が強いくせに繊細。
繕わず、駄目な自分も自信のある自分も全てさらけ出すことができた、唯一無二の存在でした。
自分軸でいられたので、承認欲求は出なかったのです。
生きている時に気付きたかったです。(涙)
夫とは、無言で釣り竿をたらし、黙々と二人で釣りをするのが休日の楽しみでした。
目をキラキラさせ、釣れると大はしゃぎ、釣れないとイライラジタバタ。童心に返って、釣りをしている夫を眺めながら釣りをしているのが好きでした。
老後は、海辺に引越し、釣りをする約束をしていました。
夫は、何も語らず死にました。
亡くなった後、欲求が出ました。
「一緒にいられて幸せだった」
その一言を今も求めています。(笑)
きっと「幸せだった」と言ってくれていると思います。
でも、肉声で聞きたかったです!
今日も読んで頂きありがとうございました💖
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