後半、本編と無関係なことを書いています。 【書評】Schoolgirl (九段理江 著)
こんにちは。今回はこちらの本を読んでみたので感想を書いてみます。
こちらも第166回芥川賞の候補作でした。
タイトルの「Schoolgirl」は、太宰治の「女生徒」を下敷きとしているからです。主な登場人物は母と娘の2人。娘は15歳でyoutuberとして「Awakenings」というチャンネルを運営しています。「Awaken」、すなわち目覚めさせるという意味で、環境問題、社会問題について普段は英語で発信している、いわゆる「意識高い系」、わかりやすく言うとグレタさんのようなチ