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情報や知識やノウハウは生もの。得た瞬間から陳腐化がはじまる。

『僕の言うことを
 100%鵜呑みにしないでくださいね』

クライアントの方に常に
伝えている言葉です。

当然、僕も含めて、
専門家と呼ばれる人は
たいていの場合、
固定概念のかたまり
である事が多いからです。

業界に長くいる人、
いろんな経験をしている人、
いっぱい勉強している人、
高い実績がある人は
それがプラスになる事もあれば、
場合によってはすべて、
マイナスに働く事もある。

業界に長くいる人は、
失敗事例や上手くいかない傾向を
たくさん、見てきた人。
業界の常識にどっぷりつかっている人、
専門家としての
知識やノウハウが豊富であることを
自覚している人です。

いっぱい勉強して、
いろんな経験をして、
高い実績が積み上がれば
積み上がるほど、
常に自分の意見が正しいと
つい、思い込んでしまいがちになる。

中立な立場や
俯瞰してモノゴトを見るチカラ、
フラットな状態で判断する
能力が著しく劣ってしまう事もある。

自分の中の正義や常識が
どんどん固定化されていって、
自分に自信があるがために
人の意見や素人の方の
話に耳を傾けるのが
どんどん難しくなっていく。

業界の常識や過去の経験に
行動や思考がどうしても
引っ張られてしまう。

専門家になればなるほど、
得るモノも多いけれど、
同時に失っていくモノも多い。

自分が知っていることは
相手も当然、知っているものだと
錯覚してしまう事を
『知識の呪い』と言うそうです。

1989年にある経済学者が
生み出した言葉です。

『認知バイアス』とも
言われています。

今は、従来の常識や
これまで正解とされてきた事が
大きく簡単に一瞬で壊れたり、
変わってしまうような時代です。

情報や知識やノウハウは生ものです。
得た瞬間から陳腐化がはじまる。

『知識の呪い』にかからないために
必要な事の一つは自分の中にある
常識や正義や正解を
常に疑い続けることだと思っています。

それは時に自分を
否定する事になったり、
自分が努力してきた事が
無意味化してしまうかもしれない。

それはものすごく辛い瞬間だったり、
受け入れがたかったりもします。

素人の人を相手に平気で
横文字や専門用語を
多用する人を見ると、
ものすごく頭が悪い人に見えて
しまうのは僕だけではないと思います。

今日、僕が書いた文章も
鵜呑みにしないでくださいね。

投稿ボタンを押した瞬間から
陳腐化が始まります。

だからこそ、
常にアップデートし
続ける必要があると思っています。

肉も野菜も情報も
やっぱり鮮度が命です。

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