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【東山温泉】下調べしない旅こそ印象深い

2019年、私は初めて尾瀬に行った。
子どもの頃から「はるかな尾瀬」とインプットされているし毎年尾瀬へ行くという人がいたり一度は行ってみたいと思う場所だった。
当時宮城県に住んでいた私は東京の山ガールを誘い、各々車と電車にて南会津集合という尾瀬の旅に出たことがあった。
初めての尾瀬はそれから毎年行こうと決意する(その後コロナ禍で暫し空いてしまったのだが)それは素晴らしい場所だった。

しかし、今日の本題は尾瀬ではなくその後のお話し。

尾瀬の下山後、会津若松に泊まろうという事になっていた。
2、3時間車を走らせた後(同じ会津といえど遠い!)やっと会津若松へ着くと、この日はお盆休みの前後で盆踊りをやっていて町が賑わっていた。

会津に馴染みのある方は「東山温泉盆踊り」をご存じだろうか。


東山温泉街の芸者さん達が、湯川の上に組まれた櫓の周りをゆっくりしなやかに踊り歩く。
橋から遠目に見える櫓の中央では民謡を歌う芸者さん。
その妖艶さたるや。

少し高台になった足湯に浸かりながら盆踊りを見おろす贅沢な風情に心打たれた。

今いる場所から少しだけ足を伸ばすとがらっと景色が変わり、予期せぬ感動がある。
これは旅行に限らず色々なシーンで、「もうここで引き返してもいい。でも…この先に一歩進んでみたら知らない世界がある」と心掛けるキッカケになった経験だ。

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