塩かげん

2022年5月独立︱フリーランス︱ライター︱ディレクター︱編集者︱ウェブ・紙媒体多数︱…

塩かげん

2022年5月独立︱フリーランス︱ライター︱ディレクター︱編集者︱ウェブ・紙媒体多数︱著名人・タレント・経営者取材200人以上︱2023年現在クライアント数30社︱書くプロであり、読むプロであり、売るプロ︱通販カタログ元編集長︱猫2匹のいる自宅オフィス

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  • 【ほっこり読める小説】塩のサジ

    オリジナルの小説を書こう!と長年の夢を形にしました。「塩かげんのサジかげん」と題し、省略して「塩のサジ」。10分程度で読めるショートショートをベースに書き連ねていきます。まずは、お時間ください。きっと満足していただけると思います。たぶん。

  • この映画アマプラで、観ましたけども

    アマプラ、正しくはAmazon Prime Video、いや映画コンテンツは Prime Videoだ。なんにしても、映画はもうレンタルしていない。アマプラの無料映画だけを観る。セコイ?セコくない!無料映画はめちゃ多い、この前映画館って映画もたくさんある。それに、しらぬ間に有料にもなったりしてる。無料のときに出会ったら、それはもう観るべきなのだ。ただ観るだけじゃぁもったいない。というわけで、映画エッセイを書くことにしました。年間150本観てるのはヒマ?そう言わずに。映画を観ててよくあることは、「この人誰だっけ?」「でこの伏線の意味わからん」「え?この人はあの人と仲間やったっけ?」「ここはどこの話?」「今はどの時代の話?」というような、トンチキな誤解鑑賞能力しかございません。読解力ならぬ、映観力(映画を観る力)の足りない筆者ですが、温かいまなざしで、卵を孵化させるがごとくお見守りください。

  • 遠くで戦闘見てただけで、経験値貯まりまくった見習い僧侶の話

    近くで戦闘勝利があるだけで経験値吸収。戦わずして最強になる見習い僧侶ジャンヌの成長物語。 オーガーやタイタン、サイクロプロス、ヘカトンケイレスなど巨人が治める隣国。その隣国と戦闘が絶えないウッドバルト王国に住むジャンヌ。まだ見習い僧兵としての彼は、祖父から譲り受けた「エクスペリエンスの指輪」により、100メートル以内で起こった戦闘勝利の経験値を吸収できるようになる。戦わずして、最強になるジャンヌ。いじめられっ子の彼が強さを手に入れていく。臆病なジャンヌが見習い僧兵から成長し、最後にはどんな姿になるのか?どうぞ、一緒に成長を見守っていってください。

  • クライアントはそれを望んでいない

    良かれと思って、評価につながると思って、褒められると思って、役に立つと思って、使えると思って、、、、さまざまな「思い違いの思って」がクライアントのもとに寄せられます。実はすごくメイワクなこともあります。下請け歴6年、クライアント歴20年、下請けの下請け(フリーランス)歴2年の筆者が、クライアント時代に遭遇した「メイワク」なアレコレを、ご紹介しまくります。

  • ピンチを 気絶で やりすごすな

    一難去ってまた二難、三難と、難もの続きなフリーランス。この降りかかり続ける「ピンチ」たちは、気絶してても、通り過ぎてくれない。息をひそめる以外にどんな方法で立ち向かうか、または、立ち向かわないか。社会人27年目にして、フリーランス2年目の筆者が、体験をもとにまとめてみた。基本「あるある」小噺です。

最近の記事

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【短編小説】負け犬のふたり

 ぼくには友達がいない。友達の定義は広くて、登下校の友達、チーム分けのときの友達、お弁当を食べる時の友達、部活の友達、そして悩みごとをお互いに話せる友達だ。最後のは、親友みたいになものだから、ぼくには夢のまた夢の友達だ。  小学校に上がった頃から、友達らしい友達もできず、もう中学二年生だから八年ぐらい友達がいない。もはや友達がいないプロだ。  コロナに入ってからは黙食でお弁当を食べる形になって、まさに個食だからぼくにとってはありがたい。  でも、先生がいなくなるとみんな

    • ひさびさの短編。少し社会的な視点もあるけども。着想のヒントは平等と公平の違い。 平等とはみんなに同じ靴を与えること 公平とはそれぞれの人に合ったサイズの靴を与えること らしい。ナルホド。 というところから、吉野公平という主人公を産み出した。汐里という未来人エッセンスは僕流

      • 【短編小説】最初から、好きだったふたり

        「吉野くんのことは嫌いじゃないけど、恋人っていうか付き合うっていうのは、なんというか」  公平は桜の言葉を遮るように 「なんというか、違う、って、こと?」 「うん、まぁ。そう。違うってこと」  吉野公平は同じ子に五回告白して、三回ともほぼ同じ口上でお断りされた。これはテンプレートなのかというくらいに。まぁ、一年で五回も告白されたら、桜じゃなくても誰だって迷惑千万だろう。千万だ、千なのか万なのかはたまた千×万なのか。  世の中は不公平だ。だから、せめてこの子は誰彼分け隔てな

        • ライフ・イズ・ビューティフル的な、なにか

          大層なタイトルを付けましたが、『ライフ・イズ・ビューティフル』を観たことのある方にはフムフムとなるはず。あの感じ?どの感じ?ロベルト・ベニーニのやりたいように、作りたいように作った『ライフ・イズ・ビューティフル』はユダヤ側から見た収容所やナチスの話。(超簡単に言うとね) ベニーニの監督・主演が冴えていて、アカデミー賞で主演男優賞を獲ったよね。他の賞もいくつか獲ったみたいだけど。 美しいウソを子どもについて、現実を遊びの世界にしてしまって云々(あとは観て)という話に対して、

        • 固定された記事

        【短編小説】負け犬のふたり

        • ひさびさの短編。少し社会的な視点もあるけども。着想のヒントは平等と公平の違い。 平等とはみんなに同じ靴を与えること 公平とはそれぞれの人に合ったサイズの靴を与えること らしい。ナルホド。 というところから、吉野公平という主人公を産み出した。汐里という未来人エッセンスは僕流

        • 【短編小説】最初から、好きだったふたり

        • ライフ・イズ・ビューティフル的な、なにか

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        • 【ほっこり読める小説】塩のサジ
          28本
        • この映画アマプラで、観ましたけども
          5本
        • 遠くで戦闘見てただけで、経験値貯まりまくった見習い僧侶の話
          4本
        • クライアントはそれを望んでいない
          6本
        • ピンチを 気絶で やりすごすな
          13本
        • 【連載ミステリー小説】バーベナ、散った日に
          5本

        記事

          しんどいんやけど、冷蔵庫のプリンは最終話までが壮大な伏線というか、仕掛けなので我慢して読んでください。 で、あしたから整え推敲して、他媒体でアップします

          しんどいんやけど、冷蔵庫のプリンは最終話までが壮大な伏線というか、仕掛けなので我慢して読んでください。 で、あしたから整え推敲して、他媒体でアップします

          冷蔵庫のプリン【第5話】

          【疑問六・前田徹はなぜ殺害されたのか?そして、だれに殺害されたのか?】 「副島崎さん、これこの後の展開どうなるんですか?」 「いやまぁ」  副島崎は原の詰問をのらりくらりとかわす。ミステリー作家として転身したものの、この三作は鳴かず飛ばず。ヒット作品連発の編集者・原とのコンビは今回で四作目となる。 「これ、前田徹って、悪役にするんですか?そもそものプロットってどうなってます?」 「質問はひとつずつにしてほしいな」  副島崎はぼそっと原をいなす。 「オチませんよ、これじゃぁ。

          冷蔵庫のプリン【第5話】

          下剋上を感じながら観ていた

          Amazon Primeで鑑賞。原作をリアルタイムで読んでいたが、途中でスピリッツ自体からドロップした私。思い出しながらだったけど、和製ゾンビ映画としては見どころ多いと思う。てっこがもっとビッチな感じだったらなぁと思うのは私だけ? 花沢さんの漫画って「常に下剋上感」が漂っていて、「ルサンチマン」とか「ボーイズ・オン・ザ・ラン」とか。そういう点では「アイアムヒーロー」も同じく。 冴えない主人公が何者かになっていく過程は、観ていてスカッとするし気持ちいい。大泉洋はぴったりの感

          下剋上を感じながら観ていた

          アメリカンジョークの視点

          大人になってから、『モンティ・パイソン』を観ろとデザイナーの先輩に事あるごとに勧められた。ブリティッシュジョークなのかわからないが、肌感的にわからない文化だなぁと思ったものだ。テリー・ギリアム好きといったことが発端だった。(僕はテリー・ギリアムがモンティ・パイソンメンバーとは知らなかったというモグリぷり) 世界各国、おらが国ごとにジョークはあろうかと思う。いわゆるカントリー鉄板ジョークだ。これを言えば国民、ドッカンってやつ。差別を逆手にとって笑いに変えるってのは、80年代な

          アメリカンジョークの視点

          第4話・ウッドバルト魔法学院

           ジャンヌは祖父アルガンの死を受け入れることがなかなかできなかった。憂鬱な時間が過ぎた。時折、無情のナイフが蒼白く点滅する。点滅は不規則。それは、ジャンヌを癒し、励ましているかのようなメッセージのようでもあった。  ジャンヌは父ラルフォンに促され、半月ぶりにウッドバルト魔法学院へと通うことにした。学院ではジャンヌの立ち位置はイジメられっ子だった。魔法学院三年生にもなって、まだ見習いの僧侶なのはジャンヌと唯一の友達であり親友のロキ・スタインだった。 「ジャンヌ、久しぶりじゃ

          第4話・ウッドバルト魔法学院

          最強の繰り返しモノ

          Amazon Primeで鑑賞。繰り返し系映画の中では最強に面白いのでは?『恋はデジャ・ヴ』で繰り返しモノってオモシレーとなったのだが、『オール・ユー・ニード・イズ・キル』でこの手があったかと。でさらに進化したのが本作。アクションシーン刺さる繰り返し系映画の中では最強に面白いのでは?アクションシーンがぶっ刺さる。 2021年制作ってことは、主演のフランク・グリロ58歳の時?動ける、動ける、すげぇ動く。繰り返しの中で、試してみなかったパターンにトライするってのがポイントなんだ

          最強の繰り返しモノ

          noteで連載物を書くこと自体向いていないなぁ。組版も無茶苦茶になるから読みにくいし。行間を作れないと言い訳しながら、冷蔵庫のプリン【後編/疑問推理編3】をアップ。もうどうなるか、僕もわかりません。

          noteで連載物を書くこと自体向いていないなぁ。組版も無茶苦茶になるから読みにくいし。行間を作れないと言い訳しながら、冷蔵庫のプリン【後編/疑問推理編3】をアップ。もうどうなるか、僕もわかりません。

          冷蔵庫のプリン【第4話】

           冴島奈央子が男だと?吉澤は小田切の突拍子もない仮説にあきれ返っていた。  車が署に着いた。  一課に戻ると、小田切は会議室に吉澤を連れて行った。ホワイトボードに今までの仮説を書きまとめていった。 仮説済み・【疑問一・どうして坂木優斗はいつも見慣れない方のプリンを食べたのか?】→プリンは坂木自身が買ったものだから 仮説済み・【疑問二・坂木優斗はタイミングよく襲われている前田徹を救助できたのか?】 →通帳と印鑑を取りに帰ったから。 仮説済み・【疑問三・そもそも冴島奈央子は

          冷蔵庫のプリン【第4話】

          没入感が削がれていく、瞬間がある

          『ピエロがお前を嘲笑う』Amazon Prime Videoで鑑賞。 どんでん返しがいくつかあるという予備知識だけの情報、よし面白いかもで、鑑賞。展開はテンポもいいし、サクサクそうだね、そうだねという感じで映画が進む。むしろ進みがよすぎて(回り道エピソードが少ない)、もう少し混沌としてほしい感じ。 どんでん返しはネタバレになるので、何も言いませんが、観ながらのめり込む瞬間に急にブレーキを踏まれる感覚。自分で踏んでいるわけじゃなくて、映像側が踏んでいる。誰かに踏まれたブレーキ

          没入感が削がれていく、瞬間がある

          冷蔵庫のプリン【第3話】

           剛堂大学は学生数五千人規模の小さな大学だ。学部も三つ。文学部・経済学部・理学部。  学生もちらほら、寂しい大学だ。 「小田切さん、どこに行くんですか?」 「学生課」  小田切はいつも以上に早足で吉澤を撒くぐらいの勢いだった。時間がなかった。冴島奈央子が護送中に逃走した。冴島奈央子に襲われた前田徹が入院先の病院から連れ去られ死亡した。坂木優斗は冴島奈央子に夜だけ部屋を貸していた。優斗への取り調べを任意で行う前に、調べておきたかった。 「前田と坂木は理学部ですよね。あ、そうか」

          冷蔵庫のプリン【第3話】

          06)妙な義理立て

          会社員を辞めて、フリーランスになると決めた日。土曜日だった。妻からの勧めもあったが、まさか本当に独立するとはと。それは私もそう思ってる。 特に仕事が決まっていたわけでもないが、独立するとSNSにアップしたら声をかけてくれた会社が数社。いまでもその会社とは取引している。そのなかで声をかけてくれたある方「A」さん。Aさんから、ツテがあるのでいくつか紹介してあげますよ、と。 Aさんとは私がクライアント時代の外部スタッフ。少し仕事で絡んだことはあるが、立場的には私はAさんの会社の

          06)妙な義理立て

          年間に映画を150本ぐらいは観ているのですが、映画エッセイを書いたら読んでもらえますかねぇ。大学時代は映画を撮ってました。何十年も前だけど。8mmフィルムで。

          年間に映画を150本ぐらいは観ているのですが、映画エッセイを書いたら読んでもらえますかねぇ。大学時代は映画を撮ってました。何十年も前だけど。8mmフィルムで。