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下剋上を感じながら観ていた

Amazon Primeで鑑賞。原作をリアルタイムで読んでいたが、途中でスピリッツ自体からドロップした私。思い出しながらだったけど、和製ゾンビ映画としては見どころ多いと思う。てっこがもっとビッチな感じだったらなぁと思うのは私だけ?

花沢さんの漫画って「常に下剋上感」が漂っていて、「ルサンチマン」とか「ボーイズ・オン・ザ・ラン」とか。そういう点では「アイアムヒーロー」も同じく。

冴えない主人公が何者かになっていく過程は、観ていてスカッとするし気持ちいい。大泉洋はぴったりの感じだけど、ちょっと歳かなぁ。

漫画家として、だいぶ粘ってみたいに見えるので、そりゃぁテッコも怒るかなぁと。切り戻しができるぐらいの年齢感の方がスッとくるのと、他の共演者の役どころよりも年上に見えてしまうので、もやッとしますな。

英雄がガンガン撃ちまくる、ここ一番の見せどころがあって、それなりにスカッともする。画面からの痛さが伝わってくる、目を逸らす。ゾンビ映画って痛さが足りてないなぁと思っていたところに、『アイアムアヒーロ』は「バーチャル痛覚」を刺激してくる。

知らぬ間にゾンビ側にもエールを送っていたおすすめの一作『アイアムアヒーロ』、ぜひご鑑賞くださいませ。


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