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02)近くまで来たんでっ、そのアポだめ絶対!

<サラリーマン・クライアント時代の話>
突然の電話、月曜日。どったんばったんやねん。月曜日。だから、基本的に外部スタッフとは商談しない、会議もできるだけ入れない。自分を整える日。日曜日からの月曜日は、聖なる日だ。

さりとて、さりとて。部下から、これチェックしてください。この件で打ち合わせが、他部門から相談事クレーム、上司からの呼び出し、その上司からの呼び出し、と月曜日は何だか忙しい。整えたいけど、整えにくいのだ。

そんな日、せめて自分で調整できるのは”外部スタッフにアポを入れない、入れさせない”というものだ。避けるチーズのように、避ける。「その日は~ちょっとぉ~、別の会議が入っておりましてぇ~」のように会議なんて入れてないやろ!と隣の同僚が目でツッコミ入れてくるのを、しっかりと無視してアポをお断りする。

なんの都合かわからないのが、「今日、東京から京都まで来てまして、この後会えませんか?」というアポなし地獄の商談。まぁ、ねぇ、無下にもできませんし、それならお会いしましょう、というケースもあります。

遠くからきたんだからぁ、欽ちゃんシステムを整理

この欽ちゃんシステムで言うと「遠くからきたんだから、さぁ」といって、ランプがブッ、ブッ、ブッ、ぱぱぱぱーん、ぱぱぱぱーん、ぱぱぱぱぱん!♪みたいに「ごぉか~くっ」みたいになるケース、どの距離感からならOKなのか?

勤め先が京都市内だったのだが、

  • 東京【OK】都会だから

  • 静岡【OK】なんとなく遠いイメージだから

  • 愛知【OK】まぁ交通費がかかってるから

  • 大阪【NG】近すぎるから

  • 京都【NG】いつでも来れる距離感だから

  • 滋賀【OK】水を止められると困るから

  • 奈良【OK】昔の都同士だから

  • 兵庫【OK】JRで新快速できても1時間はかかってるから

  • 西日本【OK】まぁ遠いから

ということは、大阪・京都以外は、概ね遠くから来たってことで会うんだけどね。で、ここからは望んでないエピソードが強まりますが。ある日、東京から京都へ出張されてきた外部スタッフ(取引先)が新しく関西圏に事務所を作られたとのことで、ご挨拶したいと。月曜日。聖なる月曜日。まぁ、会いました。

月曜日14時という、ゴールデン仕事タイムにやってきた当日アポしてきた取引先の話。

ふだんさほど、会話もしていない取引先のしかも社長が訪問。年に1回会うかどうか。発注してきた仕事に目を通しておいて、担当にも最近の話を聞いておいて、会話できる程度の予備知識を装着。14時からの訪問、よく考えると14-15というゴールデンタイムを奪われるのだ。できるだけ、ご挨拶程度でサッと終わりたい、のが本音。

で、やってきました。月曜日・14時、久々にお会いする。顔があんまり思いだせない、その程度なのに。関西で事務所を開きましたのでと。「はい。わかりました!当社の担当の方が、その新事務所で勤務されるんですか?」とお聞きすると、「いえ、別の取引先様対応用として、関西の事務所を作りまして」と。。。そうですか、まったく、関係のなさそうな話だな。

突然のアポは、だいたいこんな、スカシッペのようなものが多かったです。そもそもですね、クライアントに用事があるというのは、ある程度事前に準備してから挑みますし。思いつきみたいにしては、会いに来ないものです。

クライアントの近くまで来ても、会いに来なくていい

月曜日に限らず、近くまで来たんでってことで会いに来る、会いに行くってのは相手の時間をしれーっと奪うようなものだと思う。みんな都合があるから。営業の一環としてってのはわかるけど、それがいい結果につながるわけでもなさそうだし。

僕も出張・出先で、取引先の近くにいることがある。そんなときは、近辺のメシ屋に行っておく。で、あとでお会いした時、会話の隙間にそのメシ屋の話を入れ込む、そんな感じです。(おわり)

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