ジャレコの燃えろ！プロ野球って知ってます？バントでホームランできるアレ。ファミコン時代のリアルベースボール！（ググってね・リンク貼らないよ）。あれ、ピッチャー交代する時「た～イム、ピッチャッコウタイッ！」ってかんじで、音声流れるのよね。今回はその話です。「た～イム、ライターコウタイッ！」てやつです。

ライターチェンジ、ここは戦場だ。

チェンジ、両替じゃぁない、変えろの方。ライター業に関わらず、プロジェクトリーダーやら、部長課長係長リーダーの役職やら、町内会の役員やら、父親やら、チェンジを要求されることがある。父親に関しては、「もっと、お父さんとして変わってよ！生まれ変わってよ！！」的なニュアンスを嫁から、突きつけられて三千里。離婚というとっておきでもないカードがやたらと、場に出てくる。場が荒れる。。。まぁそれはいいとして、ポジションを降りて欲しいってのは、まぁ受け入れられる。プロジェクトリーダーなんて、仕事の合間にやってたんだし、町内会の役員も同じだ。

役職チェンジってのは、昇格じゃなくて、降格の方ね。せつないけど、まぁ役職なんざぁ、政治力＋実力＋実力＋人徳＋実力＋人望＋やる気＋笑顔＋政治力＋愛嬌で決まるので仕方ない。降格はギャラ下がるのと、誰かの部下にならないといけないのがつらい。部下が上司になるのはよくあるので、それもまぁね。。。厳しい社会だ。

でライターチェンジの話やって、言ってるやろ！！！！話が長いってよく言われます。ごめんなさい。ライターチェンジを要求されること、25年近くキャリアを積んでいてもあります。若いころは多めに見てくれていることもあったのだろう。が、全くウマが合わないクライアントもいた。この場合のクライアントは直のメーカー系・広報の方ね。

クライアントから1次資料でいただいた内容で、取材をかけてみたが広げるのは難しい旨を伝えたらすっごく叱られました。取材分のタマがひとつ減りかねないからね。取材対象に話を聞くと、クライアントから事前に聞いていたエピソードは、まぁ、まるまるのモリモリのモーリモリで盛ってたってことで、そんなことイケシャーシャーと書かれたら、業界の仲間に笑われる・後ろ指刺されグミになるという話だった。

取材対象者の今後の立場もあるので、クライアントにはオブラートに伝えた。もちろん自分の上司や営業にも伝えた上でね。クライアント側の上司の方は、察したんだろうね。「あぁそれなら、別口取材あたってください。」となったのだ。

それから、1週間後。。。ライターチェンジの旨、会社対会社で申し送りの儀。私の上司が間に入り、とりなし、そこを何とかで場を収めてくれたらしい。チェンジさせられかけた話というか、ほぼチェンジだったね。

その後、僕が退職にあたりクライアント訪問した折、そのご担当者からは「もう、ライターおやめになった方がいいですね。向いてないですもの。」とピシャリと言われました。それから20数年やってます。家も買ったし、車も買ったもん。プレステも１から4まで、ニンテンドー64も買ったもん。とどこで人生の勝者感を出したいのかわかりませんが、折れずに続けてきました。続けたもん勝ちでもあるのです。

フリーランスでもチェンジ的なことはある

さっきの話は、会社員時代・インハウスのライター時代の話ね。フリーランスでも同じこと？ありますよ、そりゃぁ。次仕事切れたときなんかはそうですよ。「また、この続き取材ありますんで、よろしくおねがいしまーす」なんて言われて1年とか。つまり、継続してもらえないこと、継続して他の案件いただけないことが「チェンジ」なんだろう。これは、アタックのしようがない。営業かけても雰囲気でわかる。

上手くいってたつもりでも、「スピード・費用・対応力・書いたものそのもの（実力）」、自分より秀でている人はいっぱいいる。常に、あなた以外にもライターなんてたくさんいるのよという、クライアントのスペシャルカードはいつでも発動するのだと、理解しておかないといけない。油断禁物、油断大敵、油断はしちゃぁいけないのです。

やられたら、どうする？やられる前に、こうする？

ただ、忘れてはいけないのが、私たちフリーランスにもとっておきのカードがある。あなた以外にもクライアントはたくさんいるのですという、フリーランスの捨て身のカード、常に懐に忍ばせている。ただし、お互いにこのカードを出し合わないことが、大切。シビアだけど、お互いに切り札を持っているということを、お互いに知る。フェアであることは難しいけれど、フェアでありたいと思うことはそう難しくもないのだということです。

チェンジ、上等だ、反省なんていらないのだ

いちいちクヨクヨ反省なんてしてても、前すすまない。チェンジ？上等だ！表にでろぃってんだ！テヤンデェ、コンチクショウ！と心で思ってください。口に出したら負けです。チェンジされたことが負けなんじゃない、負け惜しみを言うことが負けなのです。なんか、良さそうな名言ヒネリ出たのでここで終わります。考えながら書いてると、着陸できるか不安になるな。