いつの間にか蝉の鳴き声もちらほらしか聞こえなくなり、
かわりに鈴虫の鳴き声が聞こえてきました。
道を歩いていても、道端やよそのお家のお庭に咲いていた夏の花たちは
段々と花を落としています。
その光景は少し寂しい気もさせますが、道端に花びらが広がって、それはそれで素敵な画です。

外の気温も落ち着いてきました。
ベランダの窓を開けて、くるぶしを撫でてくる風の心地よさは秋そのものです。スリッパを脱ぎたくなって、ペタペタと裸足で床を歩いてみます。
一週間前までは昼間は夏の名残があったけれど、もう日中も秋めいてきていると感じました。

サンダルとはしばらくおさらばして、服装も、秋色のものを選びたくなる季節です。衣替えはちょっと億劫になりがちですが、来週あたりに手を付けようかと思います。

私が今住んでいる部屋にはクッションもないし、布団カバーも一択なので、秋らしいカバーに変えるという作業はありません。
でも、なにか、小さいものでもいいから、秋を部屋で感じられるものはないかなあとぼんやりとですが、考えていました。

そんなときに先日、Natural Kitchenをうろうろしていると、
可愛らしいジャックオランタンと、食べ物が入ったバスケットを持っているハリネズミのオブジェがありました。
お値段もお手頃だったので、その二つを購入してみました。

本棚の上に置いてみますと、馴染んでいて和みます。
本を選ぶとき以外にも、ふと本棚の前に行きがちな私ですが、
この二つのオブジェにしばらく癒されそうです。

季節に沿って、小さくてもいいから、部屋に小さな変化をもたらすことは、
自分をご機嫌にするのだなあと思います。

もうしばらくしたら、お花屋さんで、
秋の花も購入するつもりです。