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12/22〜26 冬至のお菓子『一陽来復 -いちようらいふく-』

提供: 12/22〜26(和菓子の年内の提供は26までです)
菓銘: #一陽来復 -いちようらいふく-
薯蕷饅頭(山の芋使用) | 赤こし餡
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昼の時間が一番短くなる冬至を迎えました。おつくりしたのは薯蕷饅頭。手で割ると長い夜のような小豆のこし餡、その上に真新しい一筋の光に見立てた香り良い柚子の皮を一片。少しぬくめてお出しします。

東洋の陰陽思想では陰の力がもっとも極まり次の瞬間かすかに陽が回復しはじめる境目にあたり、古代ではここを年始としていました。その様を表した「一陽来復」は困難が続いた後わずかに光が見えてくることも指す言葉です。
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今年一年、重ねた努力や経験、思いなど今年一年蓄えたものが、来たる年、ご自身の行く先を照らす光、進む力となることを願っております。どうぞあたたかく良い年をお迎えください。
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*年始は3日頃から15日まで花びら餅をご用意します。
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◎季節の一句
『文綴る文字温もりし冬日向』
冬の日脚は早く、たちまちうすづく色に変わるので、冬の日(太陽)はかけがえのない恵みである。心を込めて書く言葉に温もりがこもりますように。
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作: 志田 円/福岡・北九州の俳句結社「自鳴鐘」同人
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#二十四節気  #冬至
#俳句  #志田円 #自鳴鐘 #冬日向

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