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10/7〜11 寒露のお菓子「着せ綿」

ご提供:10/7(月)〜11(金)
菓銘:着せ綿(きせわた)
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旧暦九月九日、重陽の節句にちなんで菊を模したお菓子を山の芋を使った薯蕷練切でおつくりしました。中は重陽のお供え物にもされる栗の餡です。
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折々に邪を払い無病息災を願う五節句の最後。古代中国の陰陽思想において陽の数(※)である奇数最大の9が重なる日なので「重陽」。菊の節句ともよばれ、菊酒や観菊で菊のもつ不老不死の力にあやかる習わしがあります。
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着せ綿は平安時代からの風習で、重陽前日に菊に綿をかぶせてその芳香と花弁に宿る露を含ませ当日朝にその綿でからだを拭うことで延年長寿を願うというもの。顔を拭うと美しくなるという言われもあり、和菓子としても定番の意匠のひとつです(新暦の9月に出されるところが多いです)。
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菊花は漢方薬としては疲れ目やかすみ目、視力の改善によく使われ、ほてりやのぼせ、風邪の熱を冷ます作用もあります。
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今年の重陽は本日10/7(月)。10/11(金)は栗名月ともよばれる十三夜でもあります。潤いのあるきれいな瞳で美しい月を眺めてみませんか?
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#重陽 #五節句 #菊の節句 #寒露 #十三夜 #栗名月
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