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千葉県(東葛地域)特有の里山問題

こんにちは、花と緑の企画会社㈱JOUROのライターをしている岩田紫苑です。

自分の住む地域の「花」や「緑」を守りながら、
その魅力をより多くの人に届けるためにはどうすればよいか?

日々、このような考えを巡らしながら、暮らしています。

おそらく、運営しているオンラインコミュニティ「花と緑の社会実験室soe!」のプロジェクトの1つ、【花×群生地/自生地】の影響でしょう。

▶花と緑の社会実験室soe!って、どんなコミュニティ?

▶【花×群生地/自生地】って、どんなプロジェクト?

そして、そのヒントを得るために、先日
千葉大学大学院 園芸学研究院の柳井重人教授の講義を受けてきました。

講義の内容は、千葉県(東葛地域)における里山問題と、その再生について。
(地域を限定していますが、都市部に近い里山特有の問題、と置き換えてもらっても大丈夫です。)

  • 千葉県(東葛地域)とは…
    船橋市、市川市、松戸市、野田市、柏市、流山市、我孫子市、鎌ヶ谷市、浦安市を指します。

  • 里山とは…
    集落の近くにあり、かつては薪炭用木材や山菜などを採取していた、人と関わりのふかい森林、のことです。

薪や炭は、石油や石炭に変わり、戦後のエネルギー源は変化します。田んぼや畑を手放す人々も多くなり、手入れをする必要がなくなった里山ばかりが残ります。

すると、どうなるのか。
人との関わりがなくなった里山は、孤立化します。
不法投棄されたゴミが溜まり、虫がわいてしまったり…
木々が荒れ果て、環境汚染にもつながります。
近隣住民からは、「暗くて、危ない場所」「汚くて、近寄りにくい場所」と思われてしまいます。

講義では、孤立化された里山を、再生するプロセスだったり、
地域住民に親しまれる場所に育てていくには、どうすればよいか?なども
教えていただきました。

実際に、千葉県の東葛地域の事例をまじえながら
ご説明いただいたので、とても勉強になりました。
柳井教授、ありがとうございました。

日本の国土の7割が森林。
その森林と、住宅地の間には、たくさんの「里山」が存在します。
里山を守ることは、わたしたちの生活環境をたもつことに直結する
と考えると、より身近な問題として捉えることができますね。

ちなみに、私の住む場所は、千葉県流山市。
「都心から一番近い森のまち」というキャッチコピーを謳っている通り
豊かな森/里山が点在してるなと、実感しています。

日本全国は無理だけど、
せめて自分の住む流山市の「花」や「緑」は守りたい。
守りながら、その魅力を、より多くの流山市民に届けていきたい。

そんな想いをカタチにするためのヒントを
講義から得ることができました。


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