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今だから言える、華道で身についたスキルとは

おはようございます、会社員をしながらフラワーフォトグラファー/ライターをしているshionです。

先日、パラレルキャリアのお仕事で華道家の方に取材に行った。
そして、ふと自分の学生時代のお稽古を思い出したので、noteに綴っておこうと思う。

大学の4年間、私は華道部(草月流)に入っていた。
その4年間で、お花を生けた回数は、なんと80回以上。
1年に20回×4年に加えて、学祭や展示会などで活動していた。
数えたことがなかっただけに、回数の多さに、ここで驚く。笑

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そして、その80回以上のお稽古を通して、自然と身についたスキル。
それは【お花の美しい角度を見極めること。】

これは今だから言えることだ。

というのも、当時は、花型を学ぶのに必死すぎた。
花器に対して、斜め45度に挿すこと。
「添え」と「控え」は45度に開くこと。
与えられた花材のみで、剣山を隠すこと。
葉っぱや花の裏側を決して見せてはいけないこと。
いかに先生の手直し無くして、作品を完成させられるかということ。

大学を卒業し、はや7年。お稽古から離れてみて、お花のある暮らしを自由に楽しむ今、華道で得たスキルが、無意識のうちに生かされているなと思うのです。

今考えれば、お稽古では花型を学ぶことが目的になっていたけれど、実はそうではなくて、お花の美しい角度、美しい立ち姿を見極める訓練を80回以上も続けてきたのだな、と。毎週、学ぶ花型は異なるけど、見極めるという点では、ずっと一貫していたということ。

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たった1輪でも、角度によって、そのお花の表現は異なるんです。
表なのか裏なのか。正面なのか背面なのか。
どの角度が一番自然で美しいのか。瞬時に判断できるようになったのは訓練のおかげだ。

今更ながら、身についたスキルに感謝したいし、
学生時代、80回以上もお稽古を頑張った私に拍手したい。

華道って何が面白いの?どんなスキルが身につくの?って思っている方に
読んでもらえていたら、嬉しい限りです。






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