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小さなアクションを続ける

あなたは、
初めて自転車に乗った日を覚えていますか?

最初は、親や兄弟に押してもらいながら
補助輪付きの自転車に乗っていたはずです。

補助輪を外す過程に突入してからは
「怖いぃぃぃ」って泣いたこともあったし
転んで泣きまくったこともあったでしょう。
もう自転車に乗りたくないって思ったことも。

でも、何度も何度も転んでは立ち上がり
泣いたり笑ったりしながら
氣づいたら乗れるようになっていた。

なぜ、幼い自分が自転車に乗れるようになったかというと
自転車に乗ることを“辞めなかった”から。

来る日も来る日も
自転車に乗ろうとアクションを起こし続けたから。


先日、こんな風に思う出来事がありました。
『わたしもスモールステップを大切にしよう!』って。

大人になれば、
・先を見据えて行動をする
・失敗してはけない
・大きなことを成し遂げなければいけない

社会人の呪縛みたいなものが
そこら中に絡まっているように思います。

わたしにもどうやらそのプレッシャーがあったみたいで
気持ちばかりが先走り、足元をちゃんと見れてなかったと
氣付きました。

高く飛ぶにも、遠くへ行くにも
目の前のことが整うのが最優先なのに。


ある日の、球児のためのヨガのこと。

いつもは、ヨガが始まるまでの約15分を人懐っこい学童の球児と
過ごしていました。(聞いて!見て!と声をかけてくれるから)

中学生の子たちは友達同士で話したり
自分の時間にする子も多いし、何より思春期。

でもわたしはずっと、中学生の子たちともっともっと
コミュニケーションを取りたいって思っていました。
それなのに、“待ち”の姿勢に入ってしまってたんです。


大きなことはできなくても何か1つ!

そう思って挑んだその日は、
『誰が一番体が硬いと思う?』とみんなの輪に入っていきました。
家でもできるお腹の伸ばし方をレクチャーしたかったでんです。


正直言うと、ちょっぴり勇氣が要りました。

相手にされなかったらどうしよう。
話が弾まなかったらどうしよう。って(笑)

けれども次第に、集まってくれるみんなを見て
「もっともっと野球が上手くなりたい」
「体の使い方を知りたい」
そう思ってることがひしひしと伝わってきたんです。

ただただ、嬉しかった。



口数が多い子は話しやすいけど
口下手な子もいる。

体の使い方がうまい子もいれば
時間のかかる子もいる。

真面目に話を聞く子もいれば
ちょっぴり騒がしい子もいる。

でも、それぞれにコミュニケーションを取れていたら
そんな差は大したことないんです。

みんなともっともっといろんなことを話して
逆にみんなから「聞いてー!」って言ってもらえる存在で
いたい、そう思えました。


ある人にとっては
何でもないアクションに思ったかもしれません。
でも、その時のわたしには大きな一歩でした。
そのおかげで、わたしは自分の指針に氣づけたし
みんなのことが愛おしいと思えたからです。


監督でもコーチでもない。
親でもない。
先生でもない。

でも、
“自分の味方でいてくれる人”
そんな風に認識してもらえてら幸せです。

小さな小さなアクションを続けて行くと
必ず自分の望む場所、いやそれ以上の場所にたどり着ける。

わたしはそう確信しているので
日々の積み重ねを大切にします。


目の前のこと、身の回りのことを
おろそかにしている人にもたらされるものは
大したことないって知ってるから。


step by step!

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