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『「畳み人」という選択』を読んで、2024年の抱負を考える

IT業界でエンジニアをしているワーママです。年末年始に『「畳み人」という選択』を読みました。年末にビジョンを描く側は向いていないのか、と少し落ち込み、いっそ降ってきた仕事をやる畳む側のキャリアでいいのでは?と思い、この本を読みました。結果として、今までのキャリアに自信を持てて元気になったので、2024年の抱負も兼ねて、本の感想を書いてみます。


本から学んだこと

主に以下の3点をこの本からメッセージとして受け取りました。

  • 畳み人とは、広げ人(事業ビジョンを掲げる人、実現性は置いといて)のビジョンに共感しつつ、現実的な解に落としながら実現させる人

  • 実現させるためには、熱狂して取り組み、周りを巻き込んでいく

  • 畳み人として経験を積むことで、将来的に広げ人になっていく

畳み人の延長に広げ人のキャリアがあるという視点に勇気づけられました。与えられた仕事しか自分はできないのか?と自信を失いかけていましたが、与えられた仕事を完遂できるだけでも十分な能力・スキルが必要です。その積み重ねが仕事を作る側になる時に生きてくるのです。

言われてみれば当然ですが、著者のキャリアと紐付けながら語られることで、カリスマ経営者(広げ人)はいきなり”カリスマ経営者”になるわけではないんだな、ということに納得しました。

今の私は畳み人兼広げ人

今の自分はどうか?

今は現場のリーダーで、今年度に管理職試験を受けたところです。畳み人であり広げ人だと思っています。部長・課長あたりから降りてきた業務を「畳み」ます。もらった業務も抽象度が高いので、自分なりに解釈して、戦略を立てて、細かいところはメンバーに任せて業務を”完遂”へ持っていきます。畳み人:広げ人=8:2くらいでしょうか。

管理職試験に合格していれば、来年度は課長見習いみたいなポジションになるので、広げ人の割合を増やすことになります。

畳み人としての経験は十分なのか?

本を読んでいて、広げ人になる前に畳み人としての経験は十分なのかと不安になりました。

結論としては十分。完璧な経験値はないので、今ある経験とスキルでやっていくしかない、と思い至りました。15年くらい社会人をやっていれば何かあるでしょう笑

今できる畳み人としての経験は、今年度リーダーとして担当しているチーム戦略です。年末時点ではやる気を失っていて、なぁなぁで終わらせたい気分でした。しかしチーム戦略の上位戦略には共感できるので、上位戦略から自分なりに解釈して、チーム戦略を変えてみたらいいのではないかと思っています。この実験は畳み人フェーズである今のうちにトライしてみたほうがいいなと思っています。

これからどうするか

目先は畳み人としてトライすることが見つかりました。その先はどうか。

自分の課題

こらから広げ人の割合が増えていく予定ですが、私にはイマイチ「これをやるぞ!」という意志や熱意が欠けている気がします。(この姿勢が上司に「リーダーシップが弱い」と言われている点ではないかと思います。)

今の会社(商社)のビジネスモデルは終わる日が近く、会社自身もビジネスモデルを変えようとしています。自分自身どう商社マインドから考え方を変えていけばいいか想像できていないのが正直なところ。この状態でチームを率いるって、つらい。

2024年のアクションは

こう思うと、やはり転職や起業を考えたほうがいいかなと思ってしまいます。ざっくり、子供が小学校に上がる前の2026年に具体的な行動ができるといいか…そうすると、2024年はまだ管理職の肩書がつかず、働き方に大きい変更はないはずなので、準備・実験の年にしたいと思います。

その準備の1つとして、組織マネジメントは自分の経験値にできるよう意識して取り組んでいきたいと思います。

そして、私の2023年は「焦り」に振り回された年でした。2024年は、その焦りを解決する(畳む)行動をとる1年にしたいと思います。

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