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2023年 紅茶作り

2023/06/06〜2023/06/09、去年初めて作った自園紅茶が好評につき完売となりましたので、今年も紅茶を製造しました。

完売もしたし飲んだ人から褒められたのが嬉しかったので調子に乗って増産です。今週は二番茶の芽の様子と天気予報に首っ引きで、今!という時に極浅刈で柔らかい芽だけ刈り取ってきました。

セカンドフラッシュ(二番茶)

萎凋という葉をしおれさせる&茶葉の含水率を減らす工程をする為、刈り取った葉を工場に薄く拡げ扇風機で風を当て続けます。

萎凋中


約1日萎凋させ、花香のような萎凋香が工場に満ちた頃、発酵 (=酸化 ※茶葉の酸化の事を慣行的に発酵と言っています) 工程に移ります。去年の記録と五感の記憶を頼りに工程を進め、中揉機に差し掛かった頃去年と同レベルの紅茶が出来る事が確信できて安心しました。

酸化発酵中
酸化発酵中
出来上がり

通説だと出来上がった紅茶を半年ほど寝かせたほうが味が落ち着いて旨くなると云われていますが、出来立て紅茶も華やかな香りが楽しめて美味いと思うので早速販売致します。若干の青さを感じますが、落ち着いた味より華やかな香りの方が好きな方も居るかと思いますので是非お試し下さい。

製品には脱酸素剤を封入して味の変化を抑えてありますが、開封し常温保存(高温多湿直射日光を避ける)で自身でのエイジングも可能です。紅茶は空気と触れる事で味の熟成が進みます。密閉の必要はありません。もっと味を落ち着かせたい方はエイジングをお試し下さい。開封後3〜4ヶ月で落ち着いた味に変化します。

●おすすめの淹れ方
ポット∶茶葉4g / 熱湯200ml / 2分~3分
水出し∶茶葉4g / 水500ml / 6時間程度
※目安です。好みで加減して下さい。

●当店紅茶について
紅茶専用の仕上機や棒取機が無いので、棒や硬葉を選別する必要がないように茶葉の柔らかい部分だけ極浅刈りで丁寧に刈取りました。それでも若干は棒や硬葉が混ざっていますが、味に遜色は無いと思っております。風力選別機のみ通して埃っぽい部分は除去しました。

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