白神恋雪

私という人間のあらゆる一面

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最近の記事

東京を歩く 渋谷〜六本木〜永田町

私は、東京の冬が好きだ。雪は積もらず、空は晴れ、寒さも対策次第では何とかなる。まるで、散歩をしろと言っているようなものだ。 そんな天啓に導かれ、電車に乗り、渋谷の地へ降り立った。 行き先は特に決めていなかった。しかし、あまりにも清々しい快晴であった。私は、「東京タワーでも拝んでやろうか」などと考えながら、六本木通りへ歩き出した。 私は、上京してからよく散歩をするようになった。理由は単純で、気分転換のためである。東京の地は狭く、そして広い。同じ道を10回

    • n度目の箱根訪問記

      「そうだ、箱根行こう」 そんな突発的に思いついたこの旅は、想像以上に私に活力を与えてくれた。 箱根には毎年母校の駅伝優勝祈願に訪れてはいた。今年も「いつ行こうか」「どんなメッセージを寄せようか」なんて考えながら日々を過ごしていた。そう、これまでの箱根への訪れは、駅伝を中心に回っていたのだ。 大学生活、ゼミ課題、就職活動と忙しくも変化の薄い生活を送っていた私は、何か新しい刺激を求めていたのかもしれない。気づいた時には旅の計画に美術館の文字が追加されていた。そ

      • 恋愛というフィクション

        人間というのは単純な生き物だ。好きなもののためには頑張れるし、必死にだってなれる。それは多分、人間に対してもそうだ。そして、それで一喜一憂するのが恋愛というものなのだろう。 正直な話、私には恋愛というものが未だに分からない。いや、広義としての恋愛は人並みにはしてきたつもりではある。ただ、なぜだろうか、何が正解で何が不正解か、私は未だによく分からない。 よく大人たちは、「若いうちの恋愛なんて失敗してなんぼ」なんて事を言う。確かに、そんな簡単に理解してしまえるのな

        • 一生懸命

          「一生懸命頑張る」それは尊く美しく、何においても大事な事だ。そして、誰にもできることの一つである。 しかし、いつからだろうか、「一生懸命」がバカバカしいと思えてしまう時が訪れるようになったのは。別に他人の「一生懸命」をバカバカしいと感じている訳では無い。私自身が「一生懸命」になるのがバカバカしい訳である。 「一生懸命」の結果、上手くいったことが全くない訳では無い。むしろ「一生懸命」の大事さを人並み以上には理解してるつもりである。 では、何故なのか。過去のトラウ

        東京を歩く 渋谷〜六本木〜永田町