鏡の国の少女とエロス
鏡の中のケティ・モーリス。
夢から醒めないアリス。
家に帰らないドロシー。
私は貴方のドロレス・ヘイズ。
少女性とエロスは表裏一体で、だからこそお互いを睨み合い毛嫌いし、どこまでも付き纏うのだと思います。
「私はこの二つを併せ持ち、融合させたい。」
これまでよりいっそうこう思うのは、次回出演の一人芝居【ROLE】のお稽古が始まったからでしょう。八名の多様な日替わり出演者が同じ演目を行う中、初めての本読みで演出の本山由乃さんから、「白永ちゃんは“少女”と“エロス”だね。」と言っていただけたのです。解釈も演出も、出演者の数だけある中で。
一人芝居。役名は「女」とだけ。語らう相手役は、「観客」。またの名を、役者の、作品の、「鏡」。
貴方の一等大切な少女として、また女として、語り移ろい惑わせたいのです。
もしも『ロリータ』のロリータことドロレスが大人にならなかったら、貴方はハンバート・ハンバートに成るでしょうか? あるいは、初めから大人だったなら……
貴方の眼に映る私はどんな「女」でしょう? そして、私の眼に映る貴方は……?
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劇団ロオルpresents
mono drama live vol.1
【ROLE】
主宰・本山由乃女史と日替わりゲストによる一人芝居オムニバス。
ワンステージで、本山由乃女史の一人芝居(※回ごとに三作品の中から演目が変わります)と、日替わりゲストによる【ROLE】の三作品が楽しめます……!
日時:2022年5月13日(金)ー5月22日(日)
※
私、白永歩美は5月17日(火)14時/19時の回に出演致します。
終演後は《おしゃべり女子主宰会》というアフターイベントもございます。
劇場:下北沢・シアター711
●通常公演
◎一般チケット 4,000 円 当日 4,500 円
◎After Partyチケット+1,000 円
白永歩美応援ご予約
詳細・公式サイト
Twitter
#モノロオル
でも情報発信中です。
どうぞ宜しくお願い致します。
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先日まで別の舞台本番で怒涛のお稽古のため、久々の更新ががっつりと告知になりました。が、白永歩美はこの作品である意味丸裸になるでしょう。
劇場で、私を映す鏡になってくださいませ。
(本記事ヘッダー写真:石井飛鳥氏)
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