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七つの大罪自由律俳句(短歌)「色欲」

洞窟の中でのたうっても貴方は知らない
この暗さを湿っぽさを出口のない入り口を

誰のものでもないその笑顔だから愛しく自分だけのものに出来るはずがなく

あんたなんかじゃ吊り合わないよと言ってしまったわたしなんかじゃ、もっと

全部ぶちまけて壊れてしまえ 思えども思えども引き金は固く押せない「送信」

死んで傷になるしか心に残る術がなく
死に損なって忘れられてゆく
せめて綺麗な想い出にと 足を止めたらまた洞窟



ーー珍しくあとがきのようなものーー

長いことどう書くか迷っていた「色欲」ですが、やはり文字数多めになりました。これは自由律俳句というより現代短歌なのでは?
また、一作目から最後まで連作、ループにしました。というか、なってしまいました。そういうものなのでしょう。

残すは二つ。夜中にガッと何かが来た時に書いております。どうぞ長い目でお待ちください。

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