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アイデアが出てこない

シンウルトラマンのネタバレを必死にかわしまくってる白須です。

設計課題のエスキス(途中段階のチェック)で「アイデアが出てきません」というのはよく聞きます。
こういうときの対処法をひとつ書いてみようと思います。

入ってないし降ってこない

「出てこない」ということは事前に頭の引き出しに入っててそれを拾い出す感じ?。それともうーんと考えてると天から降ってくる感じか。
たぶんそれはないですよね。そもそも入ってないし降ってこない。これは「出てこない」という結論が間違ってるんじゃなくて、そこに至るプロセスが違うんじゃないかなと思うんです。

考えてるのに

アイデアを絞りだそうとちゃんと考えたつもりが「考えてないじゃないか!」と言われてしまう。考えてることが考えてるフリのように思われてしまう。これは悲しいですね。
そもそも「考える」とは一体なんなのか。いろいろ意味はあると思うので、ここでは設計課題を進めるための道具としての「考える」ことを定義してみようと思います。

「考える」とは

しつこいですが、ちゃんとした定義ではなくて、あくまで設計課題を進めるため便宜上の「考える」です。

スケッチを描いたり模型をつくったり触ったりして案をしながら進めていくこと

としましょう。手を動かしながらというのがポイントです。情報を見える化し、一度に多くの情報が目に飛び込んでくる状況をつくっていきます。条件が整理され、形や方向性が整理されていきます。「こっちよりこっちの方が合ってるな」なんて比較ができたり、「こうやった方がいい感じだな」と感覚的に進めることができます。

「悩む」とは

一方、これまで「うーん」と唸りながらやっていたあれは、

頭のなかで思考を巡らすこと

として、これを「悩む」と呼んでみましょう。これもプロセスとしては大事で、ひとつのことを深く掘り下げていくときに有効ですね。「そもそも座るとは、、」とかの感じです。

設計課題を進めるにあたって、この「考える」と「悩む」の両方が大事で、時には考えて広げ、時には悩んで深めるという感じです。ひとつの道で突き進むのでなく、右往左往して道を探すようにして進んでいきます。
答えのない設計課題では、考え方にもバリエーションを設けて思考が止まらないように工夫するとよいと思います。

体をほぐす

もうひとつ、頭を長時間使ってるのかなり疲れます。肩も凝るし頭が飽和してシャープに考えられないようになってきます。
そこで、定期的に体を動かしたり肩を回したりしてください。しばらく歩き回るとかでもいいでしょう。
ずっとやってるからといっていいものが出てくるわけではありません。進め方に緩急をつけ、自分が飽きないように、思考が止まらないようにしましょう。

「出てこない」と言ってアイデアとかセンスとかのせいにしないで、今回書いたような「プロセスを変えてみる」などして、思考が止まらないように進めてみましょう!

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