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学生時代の海外旅行.5(最終回)


修正

旅行してた当時の日記が出てきたので確認したら、記憶ちがいがあったので修正しておきます。20年前の記憶とは曖昧なものです。

・ストライキにあい9/23から24はアヴィニョンの地下駐車場で野宿
・9/24の夜にスペイン入り、その日はそのまま宿を見つけてゆっくり寝る
・9/25、ダニーカラバンの彫刻の前でカメラマンに会う。
・そのままダニーカラバンに会うことに、「10分後にダニーが駅に到着する!」

次の日にくる」と記憶していたのですが、本当は「10分後にくる」でした。現実の方が劇的でした。僕はそのままカメラマンの彼と駅に向かいました、なぜか三脚とカメラを持たされて。「どうやら今日一日彼のアシスタントになるらしい」と日記に書いてます。「どんどんシャッターをきれ」と。
流れのままにカメラアシスタントになって、ダニーカラバンを追いかけていました。彼と話すことができたところを日記から抜粋します。

日記の抜粋

式典が始まり、偉いさん方の挨拶が順に行われていた。ふと気づくと僕はダニーの隣にいた。心臓が一気に倍の仕事をし始める。僕は勇気をふりしぼって彼に話しかけた。あまり覚えていないが「I'm form Japan」とか何とか2、3言葉を交わした。彼はめちゃくちゃ優しい笑顔をする人だった。
「なんか呼ばれたみたいだからまた後で話そう」
っぽいことを言ってスタスタ中央に行ったが、またすぐ戻ってきてまた2、3言葉を交わし最後に握手をした。彼はけっこうしわくちゃな手であったかく柔らかい握手だった。
次のセレモニーは教会で行われた。僕は相変わらずカメラマンのアシスタントだったが彼(ダニー)への注意を途切れさせなかった。彼は式典中ヒマそうだった。目のクリクリとしたなんかオランウータンみたいな人だった。

その後

その後、お金のなかった僕はカメラマンの車に泊めてもらい、朝になってそのままバルセロナまで送ってもらいました。バルセロナ大学でダニーの取材を手伝った後、バルセロナなのユースホステルまで送り届けてくれました。
とても劇的な数日間でした。このとき会ったカメラマンとは一度だけメールのやり取りをしましたが、その後は全く連絡をとっていません。霞んでいく記憶のなかにいるだけです。
当時僕は写真を撮るのがなんかミーハーっぽくっ感じて嫌いで、持って行ったのは使い捨てカメラ一つでした(時代を感じる)。スペインに入る前に使い切ってしまっていたのでこのときの写真は1枚もありません。代わりに日記と一緒にスケッチをいくつか残してますので、最後にそれを載せてて終わりにしたいと思います。

画像1
僕の書いたスケッチ
画像2
ダニーが描いてくれた絵とサイン

ぼくのスケッチの上にサインをお願いしたんですが、「これは君の絵だ。別のページにして欲しい」と言われて。

画像3
式典中のイベント。
ギターのノイズ系の音楽でした。盛り上がらず、
画像4
いろいろお世話してくれたカメラマンのRund。
撮影中の彼をこっそりスケッチ。

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