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子供持つかどうかの前にまずは不妊症検査に夫婦で行ってきた

現状あまり子供が欲しくない私、本当は欲しいなと思っている夫。35歳をすぎると高齢出産と言われるよ、とか、何年後に仕事がこうなっていたらいいな、みたいな話もしたといえばしてみたけれど、私たちがたどり着いた結論は「でもさ、そもそも今の時点で子供ができる体なのか分からなくない?」だった。

例えば、私がいざ一大決心をして「子供欲しくなりました!」となったとしても、待てど暮らせどできない。はて、、、となってから検査して落ち込む、というのはあまりにも滑稽だしあまりにも悲しい現実だなと思った。

夫も私も、たとえ結果がどうであれ、自分の体の状況を知るというのは必要だよねというところで共感し、勢いがあるうちにクリニックを予約した。

噂によると、こういういわゆる「ブライダルチェック」(名前はどうかと思うが)を女性側がやろうというと、「俺は必要ないから」などという男性が世の中にはいるらしい。中世なのか?!
幸い私の夫はきちんと令和を自分の足で歩んでいるので、自らクリニック探しや予約もしてくれた。本当に素晴らしいと思う。

いくつもクリニックがあり困惑したが、HPの表記がわかりやすく丁寧であることと、夫婦2人で一緒に受診ができるところで選んだ。自治体によってはこういう検査にも助成金が出ることを知れてよかった。

そして検査当日。

初診ということもあり2人でかなり待たされたが、予約時間からこの日の検査完了までは約2時間ほど。

1 問診記入(これはアプリだったので事前にやっておけばよかった)
2 看護師さんからの今回の検査内容の説明
3 先生との面談と説明
4 私の内診(超音波検査)
5 看護師さんからの追加説明、今後について
6 採血(この日私は出血がなかったので後日)

大体上記の流れだった。私も夫もこの日に精液を採取するのかと思っていたので、2の検査内容の説明の時点で、緊張していた夫の顔が安堵していた。採取用のカップとクラフト紙の封筒を渡された。確かに、ひとりひとりその日に採取というのは時間も読めないし、本人も安心できないだろうしな…と思う。ちなみに精液は採ってから2時間以内のものしか検査に使えないそう。直射日光に当たると暑すぎてダメになっちゃうから、それも注意とのことだった。精子って繊細なんだなぁ。

私は内診と採血がメインだった。ただ、この日はピルによる出血(消退出血)がまだだったため数日後に再度採血に来ることに。私は腕の血管が細いらしく、どの看護師さんにも「血管細いですね」と言われる。それもあって、前に下手くそな先生にぐりぐり何度も刺されて貧血になり、以来寝てとってもらうことにしている。
この日の看護師さんはとてもお上手で助かった。看護師さん曰く「妊婦さんになったら検診で何度も採血があるから、今後も採血の際には寝てとってほしい、と伝えるとお互いのためですよ」とのこと。採血…そうか、世の中のママたちはそんな健診もたくさん乗り越えてきているのか。すごすぎる。気が遠くなった。

診療費用は自費なのだが、男性が12,000円、女性はプランがいろいろあるが私は基本+少しオプションを足して23,000円ほどだった。子供を授かるのが女性なので仕方がないが、いちいち女性側の方が負担が大きいんだな…と実感。生理用品も含め、時間もお金もかかるんだから、賃金ぐらいせめて男女平等にしてほしい、もはや多くしてもいいのでは…という気持ちになった。

この日はこれで終了。
夫と、お気に入りのバインミーを買って公園で食べた。

公園でたまたま近くにいた少年が、ママと一緒に友達を待っていた。しばらくしたら同じ組み合わせの親子がきて「こんにちは〜初めまして〜」と始まった。かなり近いのでここにいていいのかしら、と緊張する私たち。
こっそり盗み聞きしていると、どうやらこの4月に小学校に入学したお友達同士で、教室で約束して、初めて公園で待ち合わせして遊ぶ日だったらしい。なんと初々しい!ママもいる慣れない空気の中、モジモジしながら2人は遊びに行った。

少年よ、令和を思い切り生きたまえ。

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