マガジンのカバー画像

白梅の芝居よもやまばなし

9
歌舞伎を見物した際に、いろいろ感じた思いや願い、考えていることを中心にまとめました。
運営しているクリエイター

記事一覧

スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』を考える <白梅の芝居よもやまばなし>

 私にとってのスーパー歌舞伎『ヤマトタケル』  スーパー歌舞伎『ヤマトタケル』は、ミュー…

白梅
2週間前
1

『猩々』を考える

<白梅の芝居よもやまばなし> 十二月大歌舞伎 第三部を見て  松羽目物の舞踊劇。  能に…

白梅
4か月前

白梅の芝居よもやまばなし 口上

 梅見の季節もあっと過ぎ、桜の見頃を眺める、どんより曇った空の下 2023年春。”白梅の芝居…

白梅
1年前
1

『マハーバーラタ戦記』に思う

白梅の「古典を考える」 どんなに感動しても、もう一度見たいなと思っても、基本的に一つの作…

白梅
5か月前
2

錦秋十月大歌舞伎 天竺徳兵衛韓噺 ー 国立劇場問題とあわせて考える

 天竺徳兵衛韓噺 ー 歌舞伎の演出 <白梅の芝居よもやまばなし> 松緑丈の異国噺や飛び六…

白梅
7か月前

二世中村吉右衛門三回忌追善 秀山祭 2

歌舞伎の”演出”を考える <白梅の芝居よもやまばなし>   一本刀土俵入  今年の秀山祭…

白梅
7か月前
2

中村鴈治郎丈への期待

七月大阪松竹座「沼津」  七月大阪松竹座での「沼津」は、上方ならではの味わいのある、いい芝居であったと思います。  中村鴈治郎丈の平作、中村扇雀丈の十兵衛、片岡孝太郎丈のお米と、中堅役者さん達のバランスのとれた布陣でしたが、なかでも鴈治郎丈の平作は、とても魅力的で印象的な舞台となっていました。  素朴で温かみのある、根っからの人のよさ。その一方で、義にあつい十兵衛でさえ押し切られる、命を賭した平作の義のあり方が、鴈治郎丈ならではの柔らかみのある中にも芯の通った人物像として、

”芸の工夫 1” 古典芸能の身体表現

歌舞伎鑑賞教室、虎之介丈の「歌舞伎の見方」に思ったこと  未だ、先が見えないことがありま…

白梅
10か月前

白梅の芝居よもやまばなし

猿之助丈への願い 歌舞伎界では、今大変心の痛むことが起こっています。  私自身混乱し、何…

白梅
1年前
2