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アラサー女がガンダムSEEDDESTINYを見てみんなを抱きしめたくなった話

ガンダムSEEDDESTINY 39-50話【感想】




視聴きっかけ

前作を見たのでさすがにここも義務でした。これも全話見て、映画も見に行くと私は決めたんだ。。。


あらすじ

C.E.70…。「血のバレンタイン」の悲劇によって本格的な武力衝突へと発展したザフト・地球連合軍の戦いは熾烈を極め、多大な犠牲を払いながら第2次ヤキン・ドゥーエ攻防戦ののちに停戦条約が締結された。しかしこの停戦によってナチュラルとコーディネイターの争いの火種が消えたわけではなかった。
その戦乱の中、シン・アスカは地球連合軍のオーブ侵攻に巻き込まれ、戦火を逃れる最中に眼前で両親と妹を失う。唯一の形見、妹の携帯電話を握り締め悲しみにくれる中、頭上をこの戦争の元凶であるモビルスーツ、ガンダムが飛び去っていく。失意のうちにオーブを去った彼はプラントへと渡る。
そしてC.E.73彼はザフトの戦士となっていた。(公式サイトより)


感想(大ネタバレ)(大長文)

「ブリッジへの通信コードは覚えてるのね」

私が一番胸締め付けられたことば。ネオとしての彼を尊重したいからきっとムウとしての彼の話とかしてないんだろうな、本人に。
この時の悲しい恋人としての顔と、一方的に通信切った後一瞬だけ横を向いて、すぐに総員へ指示を出す艦長の顔の切り替えは忘れられない。

「俺の目や耳や腕や何かが…あんたを知ってる」

心はまだ思い出せずとも、細胞が覚えてるって最高

おいおいおいおい…激アツなこと言ってんじゃねえぞ…。
このセリフほんとさ…目と耳は分かるけど腕がってのがさ…抱きしめた感触覚えてたんだろ…?もうやめて本当さ…一生幸せになってお願い……。

暁ってストライクよりカッチコチなんだな…

「オーブを撃ってはダメだ、お前が!!!」

今回のポンコツアスランの中で一番やるやん!となった言葉でしたね。カガリが危ない目に…とかオーブがなくなってしまう…とかそんな事より、シンを慮っているのがストレートに伝わるセリフでした。
そうなんだよ、シンは撃ってしまったら、もう本当に何もかも捨ててしまうんだよ、本当の意味で殺戮マシーンになってしまうんだよ。それをシンと知り合って一番日の浅いアスランにしか言ってもらえないのが、シンの不憫さだな…と思いました。オーブを憎むのはオーブを信じていたから。本当は好きだったんでしょ。ってもっと昔からの仲間が言ってあげないと…!

∞ジャスティスかっけえ~!


孤独なシンと仲間がいるアスラン

この二人、似ていると思うんです。生粋の戦士気質。考えることの苦手さ。流されやすさ。
じゃあ何が二人をこうも分けたのか。「仲間の存在」。思い返してみれば、シンが自分の苦しさや迷いを吐き出せる人っていたのかな。気づいていた人もルナくらいだったじゃないかなって。

運命だからって理由だけで過去と共に洗脳されてどんな時も独り言のように「俺が守るから」が口癖になってた彼に、最後の最後でキラが未来の平和のために「一緒に戦おう」って手を差し伸べたのがもう大感動ですよ私は。

で、それを言われた時のシンが「えっ、こんなオレが?みんなと…いいの?」って顔で驚いた後に泣きながら握り返しててさ、もうほんとこの子こんなに自己肯定感低い中で孤独に踏ん張っていたの………って私の母性はここで発現しました。

はじめてシンが今と未来と自分のために流した涙だっとしんじている

アスランはいつでも人間に囲まれてるからな。別にコミュニケーション能力高くないのに。
今回もラクスとキラのありがたい言葉で新機体への搭乗を決断。
力の使い方や大きさをシンに説き、自分でも悩んでいたからね。
あの言葉に大きく背中を押されたことでしょう。

道を誤りそうになったとき、いつでも正して導いて教えてくれる人が周りにいる。
キラにも言えることだけど、これだけでバーサーカーから”個人”に戻ってこれる。


ミーアとレイ

そしてステラ。これでDESTINYでは名前単体がサブタイになったときそのキャラが死ぬという仮説が立証されたね。

ミーアを説得したラクスの言葉「名も姿も欲しいなら差し上げます。でもあなたと私は違うのです」

レイの目を覚ましたキラの言葉「その命は彼だ!君じゃない!」。キラがSEEDでコーディネイターである自分に悩んでいた時、最初にラクスからもらった最高の言葉だったよね。「あなたが優しいのは、あなただからですわ」。ちゃんと思いってつながってるんだな。ってあの場面を思い出しちゃった。

どれだけ運命と役割を与えられても、自分も他人も代わりなんていないかけがえのない唯一無二の個体なんだと、気づいて自分としての明日を望んだところでの涙涙の退場。制作陣に人の心が無い。

間違いなくラクスだったよ。
間違いなく家族だったよ。

レイがギルを撃った理由が、「明日が欲しかったから」。
クルーゼもそうだけど、自分みたいな人が排除されることを望みながら戦うって苦しすぎない?いくらクローンといえど人格もあるのに。クルーゼとレイはおんなじなんかじゃない!全然違うよ!
クルーゼ鬼火の私からしたらレイは全然違うから!あの魅力ないから!(失礼の領域)


乗る人を煽るような機体名にシビれる

ついにOPラストカットで真ん中奪われたシンくんに美味しいもの沢山食べさせたい

自由の為に敵を撃つキラが乗る「ストライクフリーダム」
無限の正義で戦うアスランが乗る「インフィニテッドジャスティス」
そしてシンの乗る「デスティニー」
シンにはあまりにも残酷すぎる機体名だと思いました。
そこにまるで彼の意志や目的はなく、運命という言葉で片づけられて乗らされてるようなものだな。と。
思えば逃亡したアスランとメイリンの撃墜や最終決戦などなど…
シンの思いが先行してこの機体に乗ることは一度もなかったような。悲しすぎない?いくら軍人という立場と言えど悲しすぎない?

立場を利用して成すべきことをやる男、イザーク

こういう男もいるのに…。
君は最後の最後まで格好良かった…ディアッカと…
エターナルの奪還という名のもとにオーブを助ける…
いやもうほんと、天国のニコルに見せてあげたいよ…。

イザークのコラボ香水さすがに買っちゃいました

いよいよフリーダムですけど、私はフリーダム公開後にSEEDシリーズを見始めて、98話完走。終わって思ったことは「え、アスランとカガリこんなままで見てる側20年待たされんの??」でしたね。アスカガファンやばいでしょこれ。



あと個人的には半分妄想と異常な感情移入とSEEDのフレイみたいな途中で見るのやめたくなるくらいイライラするキャラがいなかったことで、DESTINY楽しめたんですけど、脚本が大叩かれされてるのはすごく分かる笑
流石にまともな感性で見てたら発狂ものの作品でしょ笑

でも私は楽しめたよ!と声を大にします!!!


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