高野しりもち

大したものは書けないですが私の頭の中があなたの暇潰しになればとても嬉しいです。

高野しりもち

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しりもちつく?つかない?その1

こんにちは高野しりもちと言います。 性別はご想像にお任せします。男っぽいとも言われるし女性的過ぎるねとも言われます。楽器を弾いたりアクセサリーを作ったり、料理をしたり。。そんな日々です。 noteを始めて1ヶ月が経って、少なからず読んでくださるかたや、アクションをくれる方が居るのでたまにはこんなのもありかなと思っています。 このページはホントに高野しりもちがだらだら書いていくだけです。 noteを始めたのはほんの小さなきっかけで何かを集中して考える時間があれば、嫌なこ

    • 眠気のままにガムを捨てる

      嘘を嘘で包んだ まるで噛んだガムを紙に包むように 小さくまとめて、隙間から出ないように 紙が破れないように 破れても気にしないだろう 多少指先がねばつくくらい でも嘘だったら気になるね 寝るからガム、捨てないとね 明日は嘘が覚めていませんように 紙におさまっていますように

      • 朝の迷いはその日の確信に

        起きたばかりの目は朝思うように開かなくて まだ寝ていたくても何かがそれを許さなくて 窓を開けたら風が強くて 冷たさが落ち着いたそれは優しくて 深呼吸した空気は胸を満たして 「元気かな?」その問いに曖昧に返して もう少しで確信的に返せるような気がして 元気だよ って。

        • 落ちてくる

          ゆっくり まるでスローモーションのように 落ちてくる、あの感覚が ベッドに後ろ向きに倒れ込む 目を閉じ、左の足が浮き右の踵に体重がかかる 一瞬のような、永遠のような 疲労をまとった体がベッドに放たれた瞬間 落ちてきた あなたに会いたい

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        しりもちつく?つかない?その1

          死ぬまで生きるということ

          「全部前世に置いてきた」 そういうと微笑んで私を許してくれた 生まれている今、生まれ変わる事はできない けれど、見えないベールを突き破った時 それは「生まれ変わる」に等しいのかもしれない あなたが私を許して生まれ変わったのなら 許された私もそのベールを破るだろう あなたに寄り添い死ぬまで生きる それは1番近くで生まれ変わり続けると言う事。

          死ぬまで生きるということ

          1輪の「花」

          自ずと枯れたその花はきっと不本意だったに違いない 閉ざされた太陽、汚れた水 毎日のように迎えた負の局面に生きる栄養はなかった 誰が予想しただろう 地面に落ちた花弁は終わりを意味した 落ちてから気付いたその美しさは あまりにも遅く悲劇的だった のこされた者たちはその花弁の美しさ、儚さ、切なさを語り継ぐ必要がある あまりにも若く美しいものを枯らすことは もうあってはならない。

          1輪の「花」

          君がいない夏

          どこかにありそうなタイトルだな 頭に浮かんだありきたり 「行ってきます」呟いた先の扉を開けた 鼻の奥で感じる湿った匂い 微かに夏の足音が近づいている 「午後から雨だったな」 小さな傘を鞄に忍ばせた 毎年同じ匂い、足音 1つ違うのは (今日も暑いね~) そう言ってくれる君がいない いつも眠そうだけど、どこか落ち着く声が 黒い日傘から白い歯を覗かせ笑う君がいない 「1人でも夏はくるんだな」 まるで嘘のような本当の季節「君がいない夏」

          君がいない夏

          今、現在

          狭くなった視界はいつ戻るのか 屋根でする昼寝、いつもの景色 ただ人がいつもより少なくて 近くの公園に響く笑い声も無かった 静かでいいな… 自分を納得させるように呟いた それはいつもの日常を望む羨ましさの裏返し、強がりだった たまにでいいけどな… 意味のないフォローはあくびみたい 変わらない陽射しの眠気に消えた。

          小さくてもそれは

          夕暮れ 一番星に飛行機雲が股がった ブルーライトを見つめ俯く人々は その赤紫と輝きに股がる白線に気付かない どこかで見上げて気付いたなら とても幸せな事かもね まるであなたと目があったような 小さな幸せかもね

          小さくてもそれは

          嗚呼

          生きにくい世の中になってしまったなぁ と 誰かの断末魔に近いため息が そのため息の後、前を向いてほしい 孤独や不安はやがて経験になるはず 確信を持てない私にも、その誰かにも 嗚呼 生きてしまっている この時代に生きてしまっている それが巡り合わせなら 嗚呼 なんという運命か

          完全に不完全

          浮き出た肋骨、小さな胸 これを完全というなら世界はいとも容易く回るのだろう 浮腫んだ足、塞がったピアスの穴 見た目だけで私を言わないで 優しさ、心に秘める情熱 思いやり、誰にも見せない負けず嫌い 何も完全になりたいわけではない 不完全なりにも完全を求めている この間違いだらけの不完全な世界で

          完全に不完全

          無邪気な涙

          憎いなら憎いでいいのにね 悲しいなら悲しいし 悔しいなら悔しい夜もあっていい 泣いちゃいけないなんて決まりないのに どうして我慢するの? 笑いたいときは勝手に笑ってるのに 涙が出るときは「泣いちゃダメだ」が 頭をぐるぐるする。 本当に泣きたいときは、本当は泣きたくない時だって大人になって分かってしまった 無邪気な涙 どうか私を 子供に戻して。

          ウエスト ゲート

          カーテンからもれるひかりは 誰かにとっては温もり、誰かにとっては冷たく 眠い目をこすりうつらうつら ベッドから起き上がり、今日も1日を生きることを始める 誰を想う、それぞれを想う 時が進む、それぞれ進む しかし誰にでもいつでも始まりは西から ウエスト ゲート 開く扉は皆同じ 西からの始まりが今日も明日もやってくる ウエスト ゲート 始まりはそこから、皆同じ

          ウエスト ゲート

          ありがとう

          あのとき という呪文が頭を回る なぜ? そう聞かれても出ない答え 今さらだけど… こんな前置きを言わないといけなくなってしまった 目の前にはいないのに 空に放てば届く気がしたなんて馬鹿馬鹿しくて なぜあのとき、なぜいまさら もしももう一度目の前に君が現れたら 言える気がしてね でも、もうね いまさらだけどね

          寒さに愛を例えて、誰かの言葉を借りて

          誰かのものではなく、僕のものに その欲望のような淡い色彩は きっとあなたに届かない 並んで歩けど、歩幅は違う まだ冬が残る澄んだ暗闇に 首もとの毛糸が微かな寒さを物語る 3月末 夜の道、横たわる「友」というライン 「今夜は月が綺麗だね」 愛を比喩したせめてもの抵抗 「そうかな?ちょっと欠けてるよ?」 あなたはいつものようにおどけて見せた 知ってか知らずか、言葉と笑みは「やっぱり」の白い吐息に消えた。

          寒さに愛を例えて、誰かの言葉を借りて

          素晴らしい今日

          同じフレーズを弾くとき 同じ歌を歌うとき 変わらず優しく側にいて どうしても負けそうなとき あなたの声を思い出すでしょう どうしても挫けそうなとき あなたのメロディーを口ずさむでしょう 冴えない毎日を懸命に泳いでいるよ? あなたに教えられたように、歌うようなスピードで。

          素晴らしい今日