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花と暴力

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夜野なみだのコラム集です
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記事一覧

【エッセイ】  春に祝え

春が喜んだ。 布団のすぐ横にある窓を開けると見える桜が色づき始めて、私の視界にもとうとう…

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その日、かわいいと背中合わせの人と一緒に、東京を既読する

「今日は!  東京を!  既読する会です!  傘をさして、気をつけて待ち合わせ場所に向かい…

情けない

昨日の日記に書いた通り、日曜日に出張で東京に来た父親と食事に行った。 楽しみの感情半分と…

未だにテロリストを止められないぼくは 【エッセイ】

わたしたちが続ける生活の中に、どうしても誰かに伝えないといけない "瞬間" というものがある…

もしも総理大臣になったら 【エッセイ】

もしも、わたしが総理大臣になったら もしも、わたしが大統領だったら 小さい頃、公約、マニ…

グミのことをご飯と呼ぶのはもうやめた

一人暮らしのあるあるで、"食事の優先度が低い"というものがある。コンビニやスーパーで適当に…

よだかの星は空に流れる【エッセイ】

そしてわたしは、空に溺れる。 とにもかくにも、こうしなければならない、こうでなければならない、と断定する言い方をされてしまうと、あまのじゃくなわたしはつい反抗してしまいたくなる。 だからわたしは、冗談以外で絶対にこう、という言い方は避けてしまうが、唯一、これは絶対にこうだよね、と同意、共感を求めてしまうものがあるとするならば、それは宮沢賢治の短編小説、「よだかの星」についてである。 『よだかは、実にみにくい鳥です』から始まる、本当に短い物語なのに、こんなにも美しく、涙が

春のつま先  【エッセイ】

2年後も3年後も、"ずっといい"そう思える季節が、「春」でしょうか。 このあいだ、友達から急…

くたばれ、くそババア!

【手紙】 拝啓 季節は春に向かって動き出している中、東北の山々、道路にはまだ雪が残り、寒…

【コラム】自分のことしか考えないバカ

自分のことしか考えないバカ、それは私自身だった。 さかのぼること約一週間前、12月26日、…

【コラム】映画を観たいけれど、映画の探し方がわからない人に向けた、映画の探し方と…

※WARNING はじめに、 このコラムは映画中毒者による、 映画中毒志願者に向けたコラムとなって…

【コラム】黄色い空、青い太陽の絵

(投げ銭形式なので、最後までお読みいただけます。) 都合のいい「個性」「自分らしく」な…

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いのちの賞味期限  【コラム】

人の身体が壊れる瞬間は、突然やってくる。 私が2年前、2ヶ月も経たないうちに会社を辞めたの…