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耳を開く

帯広にある図書館は
とても相性が良く、
いっぱいいっぱい借りてきてしまい、
返却ギリギリに慌てる。

いつものパターン。

明日は、はるばる帯広に出かけるため、
慌てて読書。

なかでも、気になっていた
医学博士 篠原佳年氏の『聴覚脳〜耳を変えれば人生が変わる』は
急いで、斜めに読んだ。
(2003年、きこ書房)

耳は、脳からの指令で聞こえるので、
右耳は左脳に、
左耳は右脳に繋がっている。

私自身の耳に関する印象は、
記憶力や理解力を司る
右耳が弱い。


こちら側のヒアリングができるようになると、
コミュニケーション力が
グッと上がるようだ。

加えて私は、
三半規管も弱い。

車庫入れがどうしても真っ直ぐできず、
車に乗っていると、
登り坂か下り坂か
わからなくなる時がある。

なんとな〜く、
耳や聴覚に自信がないのだ。

これまで、
背骨をまっすぐにすることや、
歯並びの悪い歯たちの面倒を見るなど、
順繰りに向き合ってきたが、
今回は耳。

今回読んでみて
嬉しかったことは、
聴覚は、訓練できるらしい。

できるだけ、右耳で聞く。
電話も、右耳を当てる。
意識するだけで、改善されるそうだ。
脳が活性化する。
つまり老化防止?

これはいつもの
実験魂が
ウズウズと騒ぎ出す予感。

やってみま〜す!


もうひとつ興味深かったこと。
耳を開くことは、
心を開くこと。

多分、これは耳だけではない。
五感に共通していそうだ。

私の場合、
以前に、
声の出づらさが
ストレスからきていたことが、
はっきりわかる瞬間があった。

いきなり声がまっすぐ出たのだ。


耳を閉じるということは、
トラウマとも
関係しているようだ。

驚いたことに、
トラウマの原因となる出来事があり、
耳を閉じた時点で、
耳の成長は止まってしまうらしい。

耳の成長って何なのか
よくわからないけれど、
味覚を想像すると、
何となく予測ができる。

聞こえる、もしくは
聞き分ける能力が
発達しないのだろう。
繊細な聴覚と言えばいいのかな。

私はHSP(Highly Sensitive Person)なこともあり、
昔から音に過敏。
大きな音に対する怯えもある。
インテリアコーディネーター職も、
現場の騒音が耐えられずに
断念した。

はっきりとはわからないが、
私は心と一緒に、
耳も閉じてきたのではないかな。

心が開けてきた昨今。
もっと耳を開くことも
できるのではないか。

右耳で聞いてみる。

耳をそば立てる。

自然のなかで音を拾う。

やれることは
色々ありそうだ。

耳については、
全く知らない世界だった。

この本に出合えたことに、
篠原先生に、
感謝です♬


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