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人によって違う天職の見つかるタイミング

「あなたのキャリアプランは?」

「人生で何を成し遂げたいの?」

「あなたの強みは何?」

こんな質問に即答できる社会人って驚くほど少ないと思っています。

私自身も決して短くない社会人生活の中で考えてきましたが、ずっと答えが見つからず、そんな自分に不安を感じていました。

その一方、ごくごくまれに悩みゼロで自信満々にキャリアプランを語る人もいたりします。

「社長になりたい」「出世したい」「この分野でスペシャリストになりたい」「とにかく海外駐在したい」と明確な人がいるんですよね。

そういった人と話すとますますあせっていました。

今は私もおぼろげながらやりたい仕事が見つかり、ようやく目標が定まったと少し安心をしています。

しかし過去を振り返って今思うのは「そもそもキャリアにおける目標が決まるタイミングは人によってバラバラなのでそこまで気にしなくても良かったのでは?」ということです。

「とにかく落ち着いて一歩ずつ着実に進んでいけばよい」と思っています。

その理由は、やりたい仕事が見つかるプロセスは多種多様だからです。

例えば、

・昔から何かを創作するのが好きでデザイナーになりたいと決めていた

・営業をしてみたら成果が出て楽しい。これを一生の仕事にしようと思った

・会社で出世コースの部署に配属された。折角だから頂点を目指したい

・子供の頃から海外生活が長かった。海外との架け橋となる仕事がしたい

これは私が実際に聞いた周囲の人の考えですが、何をしたいかを決めたタイミングやプロセスは見事なまでに全員バラバラです。

誰一人として同じ人生を歩んできた人はいないので当たり前ですよね。

ですので、やりたい仕事が見つかるタイミングは、人によって違うのはとても自然なことなのです。

仕事やプライベートでいろいろな経験をして、得意なこと・好きなことを見極めていって、いつかキャリアの目標が見つかる。

これこそがやりたい仕事が見つかる流れなんですかね。

サラリーマンであれば、配属・異動・職種など、自分が経験することは事前に計画できるものではなく、流れに身を任せるしかない部分もあります。

これはやりたいことが明確な人には決して良い話ではないものの、やりたいことが分からない人にとっては逆に渡りに船かもしれません。

それは、いろんな経験をした方が、やりたいことに巡り合える可能性が高まるからです。

いつか天職が見つかると信じて、日々アンテナを高くしていろんな経験をする。その中で自分のやりたいことを見極めていく。

そういった姿勢が大事かなと思っています。