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我が町、我が宿の裏話。

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温泉街に暮らし続け、温泉を核に営みを続けていると色々な事がある。 ある時は嬉しい! 時には腹が立つ、涙が出そうにもなる。 でも住み続けたい。
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記事一覧

能登半島 陣中見舞い旅

思い立って孫1号を連れて能登半島に行ってきた。 4月1日はランプの宿の主人が居る。2日は…

金井啓修
1か月前
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ひと言で有馬温泉を説明する

世界的に稀有の温泉が湧き、日本一の歴史を有する有馬温泉 最近、その核心を取材してくれるメ…

金井啓修
6か月前
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有馬温泉らしいSDGsとカーボンフリーの浴場考

そもそもの話・・・九州の宿で事件発生 九州福岡の宿で浴槽は年に2回しかお湯を入れ替えてい…

金井啓修
8か月前
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イデオロギーが変わったなあ

社会集団や社会的立場(国家・階級・党派・性別など)において思想・行動や生活の仕方を根底的…

金井啓修
1年前
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ホテル花小宿について話そう

人生、面白い事や楽しい事はいっぱいある。そして腹立つことや悲しい事もいっぱいある。こんな…

金井啓修
2年前
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無方庵の教え、「やる!って言われれば、どれをもらう?」

無方庵、綿貫宏介先生は自分が一番だと思っていた。先生と骨董屋や展示会などに行くと、並べて…

金井啓修
2年前
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クーデタ―実行中!

もう我慢がならない! だからクーデターだ! カタカナで書くと誤解を招くから、平仮名と漢字で書くと「食うで他」つまり緊急事態宣言で飲食できないので、他の土地で食うで・・・という事。 はじめに大雨による非常事態宣言。孫たちは学童や保育園に行けない。GiGiも夏のイベントが緊急事態宣言で中止になったので、孫1号と急きょ旅に出る事にした。行き先は緊急事態宣言やまん延防止処置が発令されていない、いわゆる感染者の少ない地域。つまり酒が飲めるところ。 不要不急の県をまたいでの移動は自粛

笑ってしまう 浴場での困ったお客様

困ったお客様方は多い。腹立つ事も多いけど、中にはアホやなあ~!と笑ってしまう人も多い。風…

金井啓修
2年前
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コロナの状況下・・・いつ終わるの?超専門家に聞いてみた。

宿泊業をやっていると色々なお客様が来て下さる。そのお客様の中にはコロナ関係で、よくテレビ…

金井啓修
2年前
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登録有形文化財を増やして、有馬の核づくり。伝建築を目指して!

6月24日付で御所坊、駿河屋、蔵のギャラリーが登録有形文化財に登録されました。この先50年の…

金井啓修
2年前
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趣味ジョセイ 新たな体験!

温泉に入るより、温泉に入ってもらう楽しみを体験してもらいたい。・・・という事もありではな…

金井啓修
2年前
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ボヤッとしやがって! でもしゃないなあ~!

昨日、我が施設でボヤを出した。幸い大きな事態にはつながらなかったが考えさせられる。でも僕…

金井啓修
2年前
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有馬涼風ビアガーデン 今年も開催します!

阪神淡路大震災の時に始めた芸妓さんのビアガーデン。昨年のコロナ下でも開催しましたが今年も…

金井啓修
2年前
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御所坊ハ百年の歴史が登場!

ギネスに載っている古い宿は多いが、800年前の温泉街の詳細や宿の事が分かる資料が有るのは有馬温泉だけです。 藤原定家の明月記より 1203年~ 1203年、鎌倉初期の最も教養のある人物と言われた藤原定家の明月記をみると建仁三年(1203年)六月末から有馬に湯治、上人湯屋に滞在し山奥の滝を見物し、女体権現に参詣し七月十日帰路についた。 元久二年(1205年)七月七日、未明に京都を出発した定家は日の出ころ赤江から乗船し、日没後神崎について一泊し、翌日早朝神崎を立ち午後有馬に