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green living - 白梟は樹洞のなかで眠る

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ドイツ・ベルリン在住の荻原ゆかと小松﨑拓郎が更新するライフカルチャー誌「白梟は樹洞のなかで眠る」。インドア&自然派で家が好きな夫婦が、家で過ごす時間がより楽しくなるグリーンな暮ら… もっと読む
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2020年5月の記事一覧

滞独日記「来月頭に引越します」

こんばんは。 来月の上旬に、同じベルリン内で引っ越すことになりました。 現在の住まいは、インテリアデザイナーのガブリエルがデザインしてくれた部屋です。 ぼくはユダヤの歴史やタルムードに興味があるのですが(ドイツに住む=ユダヤの歴史をちゃんも学ばざるを得ないと想っている)、ドイツやイスラエルを拠点にする彼のビジネスやデザインを知りたい思いもあり、ここで過ごしました。 生活に必要なものだけ整っている今の住まいは、ミニマルで、ほんとうに快適そのもの。 自分の心持ちや、人と

滞独日記「魔女は血で飛ぶんだって。」

こんばんは。毎週金曜日の夜には、金曜ロードショーと題してお酒とポップコーンをお供に映画作品を鑑賞するのが、我が家のささやかな楽しみです。 『魔女の宅急便』を観ていると、キキのこのセリフは大切な気がすると妻が言いました。 「魔女は血で飛ぶんだって。」 この「血で飛ぶ」とは、才能を表していると思います。そして今夜は、血を知るひとつの手段のお話です。 その方法とは、親を知ること。親を見てじぶんを客観視すると、才能、つまり継いだ血を知ることができると思います。 先日オンライ

再生

コーヒー消費大国ドイツのカフェ文化とおいしいコーヒー

欧州の生活文化を研究していて欠かせないのは、ドイツでありベルリンのカフェ文化。牛乳にとって変わる代替えミルク(オーツミルクは味に深みが出るのでほんとうにおすすめ!)カフェの定番であるカプチーノ、直火式エスプレッソメーカーなどなどのお話をしています🙌

古道具をいかした部屋づくり。ドイツのホテル「LINNEN」に学ぶインテリアコーディネート

LINNEN BERLINのroom2から学ぶ部屋づくりのお話です。 room2は、古道具を生かした自然素材と工業製品を組み合わせた部屋です。 ものづくりの現場にありそうな作業椅子と、引き出しがたくさんついた作業机、そしてベッドフレームは扉(!)を使っています。 部屋に飾られているのは活版印刷の道具。印刷工場で使っていた道具にフレームをつけてアートにしています。 産業用のライトも印象的ですね。 この部屋は「木」と「鉄」を組み合わせています。柔和な木と硬派な鉄は保管し

Yahoo! JAPAN クリエイターズプログラムに映像が掲載されました

「明日の行動」につながる良質なコンテンツを届けるYahoo! JAPAN クリエイターズプログラムで、ベルリンで撮影した住まいの映像が掲載されています。 「家が好き。」 今日、昼ごはんを食べながら、ふいに妻が話しはじめたことです。 たしかに妻もぼくも外に出かけることも好きですが、家で過ごす時間が好きで話しだすと止まりません(幼い頃の話からしはじめるので…笑)。 海外で暮らすようになってはじめて、日本を客観視できるようになりつつあります。 そして、日本の文化を尊重しな

滞独日記「いかにしてパッケージのデザインに持続性を与えるか?」

最近おもしろいなぁと思ったのは、デザインとサステナブルの関係性。noteのサークルで「パッケージデザイン」について話題になっていました。 デザイナーさんがパッケージ=「容器」の現在のあり方に危機意識をもっている姿勢を伺うと、それだけでいち生活者としては、すごくホッとします…! では、いかにしてパッケージのデザインに持続性を付与すればいいのでしょうか?  僕が暮らすドイツの事例から、デザインとサステナブルの関係性を考えてみたいと思います。 ドイツのパッケージデザインの特

滞独日記「お腹の調子がいい。ミューズリー生活を始めてよかった3つのこと」

28年間生きてきて「僕は普通の人よりも身体が繊細だな」と思っていて、朝食を食べると、お腹の調子が悪くなっていました。。 ところがミューズリー生活をはじめたら、お腹の調子が劇的に改善されまして。今日はミューズリー生活をはじめてよかった3つのことのお話です。 ドイツに移住してからは、毎朝こんなふうな👆ミューズリーを食べるようになりました。 ミューズリー生活にしてよかったと思えるところは3つあります。 ①つは、手間も時間もかからないこと。食器棚からお皿を取り出したら、ミュー

綺麗すぎると落ち着かない。居心地のいい部屋をつくる3つのアイデア

こんばんは。今夜のお話はドイツでリサーチしている住まいのこと。 プレンツラウアーベルグ地区にある「LINNEN BERLIN」から部屋づくりを学びます。 LINNEN は less hotel more home をコンセプトとした宿泊できるアパート。room1 は綺麗にまとまっていますが、ホッとしてしまう(安心できる)部屋です。 特徴はベッドルームを床から一段あげ、木枠で囲っていること。ベッドルームに特別感が生まれています。 窓際に一人掛けのソファや食事や作業ができ

暮らしや住まいのことを語り合うサークルはじめます!

ドイツでは、3月下旬からお店の営業禁止令がでたり、 接触禁止令が出さ3人以上の集会が禁止になったり 1日200人以上の感染者が出たり、 刻一刻と変わる状況に不安にならざるを得ない日々が続いています。 今できることがあるとすれば「家で過ごすこと」。 微力ながら、私が今できることを考えてみました。 家で過ごす時間をたのしくなるようなアイデアを考えて、実践すること。共通のテーマで話せるような場をつくること。 ”暮らしのこと” ”住まいのこと”について話す場をつくります! こ

滞独日記「大切なものを見極める方法」

こんばんは。思い立ってはじめたサークルでは、色々な暮らしと住まいのお話ができて想像以上におもしろいなあと思っています。 なかでも、みなさんが教えてくださった暮らしの道具のお話は、愛着が伝わってくるもので、読んでいるぼくもワクワクしてきました。 大切なものは関係性で決まる僕にとっても大切なものは、暮らしの道具に限っても、急須や手帳と毎日使うものばかりです。 ほっと一息つくこと、思うことをメモすることはすごく大事な時間です。 ですから、急須や手帳とは深い関係性。自分にとっ