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green living - 白梟は樹洞のなかで眠る

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ドイツ・ベルリン在住の荻原ゆかと小松﨑拓郎が更新するライフカルチャー誌「白梟は樹洞のなかで眠る」。インドア&自然派で家が好きな夫婦が、家で過ごす時間がより楽しくなるグリーンな暮ら… もっと読む
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2020年6月の記事一覧

ベルリン発の食の定期宅配・GOODBANKに真のサステナビリティを感じた

最近、GOODBANKという野菜の定期宅配をおねがいするようになりました。ベルリン初のスタートアップということもあり、ちょっと風変わりでおもしろいのです。 GOODBANKはベルリンとその外側を囲うブランデンブルグ州で採れたオーガニック野菜を配達してくれるサービスです。 GOODBANKの特徴は3つ。 1つに、ビーガン・ベジタリアン・オムニバー(肉・魚あり)と3つの種類から、食習慣に合うプランを選べること。 2つに、非接触式の配達であること。 コロナウイルスの感染リ

滞独日記「ラグとは人と住まいのためのクッションである」

こんばんは。6月上旬に引っ越したばかりなので、部屋にラグをお迎えしたいなと考えています。ドイツ移住して好きになったのは、住まいのラグ文化だから。 あたたかみのある空間には、かならずラグがあります。それも毎日長く過ごす場所、生活の導線に。 ラグとは、3畳未満の敷物のことを指すそうです。(ちなみにカーペットは敷物全体のこと) 寝室・リビング・玄関と部屋別でラグの使い方が違うことにも驚きました。一つ前の住まいで活躍していたのは、5枚のラグたちでした。 玄関には外の汚れを持ち

再生

手の届く価格帯で長く使える日用品が集う、ベルリンのライフスタイルショップ

ドイツの人たちも少しづつ旅行し始めているようです✈️ ベルリンで足を運ぶべきライフスタイルショップについて聞かれた時にいつもシェアしているのが Nordliebe - Skandinavisches Design Nordliebe は手の届く価格帯で長く使える良質なものを扱うスカンジナビアの日用品店 その土地で暮らしている人が普段使っている日用品と出会うなら、このお店がおすすめです☺️

滞独日記「循環する生活をする」

いよいよベルリンのなかで引っ越し6回目になった。 今までの住宅のなかでも最も古いであろう佇まいに一目惚れして入居を申し込んだ壁には赤や黄色といった代々の壁色の痕跡が残っているから、100年以上この家が繋いできた人の生活を想わせる。 ここでの暮らしは自分たちがいなくなっても続いていくということを想うと、家そのものを大切にしたくなった。 この古くて居心地のいい家に住まわせてもらうといっても、塗装は剥げ生活するための品々も充分ではなく、ゆっくりくつろげる居場所もほとんどない。

滞独日記「中古家電を選びたい理由」

住まい方の研究をするべく、次なる家に移りました。 大事は衣食足りて礼節たるための冷蔵庫と洗濯機です。 洗濯機と冷蔵庫はメルカリやジモティのような売買プラットフォームであるeBayで、ご近所さんに家電を譲ってもらおうと思っています。 どうして中古を選ぶたいかというと、モノとの関わり方を見直したいから。 これまでは買う→捨てる→埋める→資源を取る→作る→買う…というモノとの関わり方でした。 あるモノが古くなったり壊れたりしたら新しいものを買い、古いものは資源ゴミに出し、

はじめの一台、スツールのすすめ

こんな時期には、拠点を変える話をよく聞きます。 背景にはいろんな理由があっての決断だと思います。 新しい拠点に来たばかりのときには、まず住まいの道具を揃えていく必要がありますね。 今日はひとつ、スツールのすすめをしたいと思います。 というのもドイツを旅したりベルリンのいろんな住まいを見てきて、共通することに気づきました。 それはどの住まいにもスツールがあり、いろんな使い方がされていること。 我が家にもスツールが2脚あります。これがいろんな使い方ができて非常に大活躍