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マーケターとライターの二足の草鞋!仕事と育児のちょうどいい関係を模索する彼女がShirofuneで得たもの 〜ライター 藤井恵の場合〜

Shirofuneでは当初より、ツール開発からセールスや広報・マーケティング、ユーザーサポートなどのサービス展開に至るまで、積極的に社外のプロフェッショナル人材とのチーム作りへ投資し、Shirofuneのプロダクト・サービス両面での成長に取り組んでいます。

Shirofuneの社員として社内に入るわけでもなく、他とはちょっと違ったチームビルディングとその取り組みに、どのような想いを持って参加しているのか、自身の働き方やキャリアへの影響も含めて、チームメンバーに直接聞いてみました。

5人目となる今回は、導入事例やnoteインタビュー企画などShirofuneが発信するコンテンツの取材執筆を手がけているライターの藤井恵さんが登場。いつもはインタビューする側の藤井さんは一体どんな人物なのか。その素顔に迫ります。

藤井 恵
フリーランス(マーケター/ライター/編集)
慶応義塾大学総合政策学部を卒業後、株式会社リクルートに入社。 HR事業部にて新規開拓営業を担当後、企画職へ。「リクナビNEXT」「就職ジャーナル」「リクナビ」「ゼクシィ」「スタディサプリ進路」のマーケティング・集客・企画・編集を担当。ユーザーを集めて、動かすWebの企画屋として「オンライン履歴書添削サービス」「リクナビ模試」「みんなでつくる就活応援ソング」「ゼクシィPokke」「スタディサプリ進路×渋谷109 SBY」など数々の企画を立案し、リリース。入社12年目にフリーに転身し、独立後は転職エージェントの集客や大手メーカーのオウンドメディア立ち上げ、ブライダルメディアの立ち上げなどを手がける。2021年からは、Shirofuneのインタビューライターとして、導入事例記事などの取材執筆に携わっている。

集客も、企画も、編集も
Webマーケティングに力を注いだリクルート時代

― 藤井さんのファーストキャリアは、リクルートですよね。どのような仕事を手がけられていたんですか。

リクルートに新卒で入社し、退職するまでの12年間、本当にいろいろな仕事をさせてもらいました。求人広告の営業からスタートし、雑誌やムック本の編集を手がけていた時期もあります。

とくに長く携わったのは、Webマーケティングの仕事。ユーザーを集めて、動かすWebの企画屋みたいな感じで、「リクナビ模試」「ゼクシィPokke」「スタディサプリ進路×渋谷109 SBY」などさまざまな企画をリリースしました。HR、結婚、進路など関わったジャンルも多岐にわたります。

入社当時は、ちょうどFacebookやTwitterが生まれた頃で。たとえばリクナビであれば、いかにSNSでバズらせて学生に認知してもらうかを日々考えていました。

とはいえ、今のように各社がWebマーケティングに力を入れていた時代ではありませんでしたから、地方でテレビCMを仕掛けるなど、Webだけではなくマスも含めたプロモーションマーケティング全般に携わっていました。

― いち早くWebマーケティングの領域で最先端の経験を積みながらも、分業ではなく大きな予算を持って幅広い仕事ができる……とてもいい環境ですよね。なぜリクルートを卒業し、フリーランスになろうと思われたんですか?

リクルートに入社してから干支も一回りしたし、キリがいいかなって……(笑)。さまざまな事業でいろんな経験をさせてもらい、何となくやりきった感がありました。

加えて、ちょうどその頃、子どもが受験を迎えるタイミングで。もう少し家庭や育児の比重を増やしたいなぁと。ライフスタイルを少し変えて、仕事と育児のより良いバランスを探ってみたいと考えたんです。

ただ当時を振り返ってみると、先のことはあまり見えていなかった気がします。リクルートって、卒業後に起業する人が多いんですね。「藤井さんが会社を辞めるんなら、手伝ってほしい」と声をかけてくださる方が何人かいたので、まぁ何とかなるかなと。とくに何の算段もなく、スパッと辞めました(笑)。

仕事と家庭のちょうどいい関係を模索し、たどり着いた「マーケター」と「ライター」の二足の草鞋


時にはお子さんの宿題を見ながら作業をする時も

― フリーランスになってからは、どんな仕事を?

マーケターとしてプロジェクト型の仕事にジョインすることが多かったですね。外資系パソコンメーカーから女性購買者を増やしたいと依頼されWebメディアを立ち上げたり、カード会社のシニア事業開発プロジェクトに携わったり。

一方で、リクルート時代に元同期が転職メディアを立ち上げたので、副業としてその手伝いもしていました。人も予算も潤沢ではありませんから、コンテンツの企画から取材、ライティングまでまるっと請け負って。それが私にとってのライターデビューになりました。

それからインタビューライティングの面白さに気づき、「マーケター」と「ライター」両方の仕事に携わるようになったんです。

― 2021年、インタビューライターとしてShirofuneとの仕事をスタートされます。なぜ、Shirofuneでライターの仕事をしようと思われたのでしょう?

個人的にはライターの仕事を増やしたいと考えていた時期でした。

フリーランスになった頃は、マーケターの仕事だけをしていたのですが、そうするとリクルート時代よりも働く時間が長くなってしまったんです。二足の草鞋を履くほうが、バランスをとりやすいだろうと。

そんな時、知り合いがShirofuneのライターを探していて。ライターに求める条件が「Web広告の知識があること」でした。

企業のマーケティングやPRの部署でWeb広告の運用をしていた方がベストだと聞き、まさに、“私のことじゃない?”と思ったんです。Webマーケティングの知識や経験をライターとして活かす道があるんだと知り、すぐに応募しました。

時間を見つけては書籍やオーディオブックでライター、マーケターとしての情報をインプット

雇用ではなくプロダクト愛でつながる、Shirofuneファミリーの一員に

― ジョインする前、Shirofuneにはどんなイメージを持っていましたか。

最初にWebサイトを見たとき、すごい会社だなと思いました。私自身、マーケターとしてWeb広告の運用代行を専門会社に依頼していたので、マーケターが抱いている課題感がわかるんですね。

その課題をすべて解決できるというか、AIの力を借りて自社で簡単に運用できるなんてと衝撃を受けました。まさに“黒船襲来”くらいのインパクトがありますよね。しかも、それを大手Web広告代理店出身者が“シロフネ”という名でやっていると。

革新的なサービスだと感じて、実はジョインする前は、もっとガツガツした人たちの集まりなのかなと想像していました(笑)。

でも実際に会ってみたら、中の人たちは、とっても穏やかな雰囲気で、ものすごく紳士的で。「藤井さんがやりやすいようにやってください」「スケジュールなども調整します」とおっしゃってくださって、安心してスタートできましたね。

― Shirofuneはフリーランスの方が多く、ギルド的な組織であることも特徴的ですよね。

そうなんですよね。このnoteのインタビュー企画で、Shirofuneの舞台裏を支えるさまざまな職種の方々に話を聞きました。

みなさん「社員なのでは?」と勘違いしてしまうほど、Shirofuneにコミットされていて。言葉の端々にサービスや組織への愛着、感謝の気持ちがにじみ出ているんです。

雇用という強い繋がりはないのに、なぜなんだろう。そう考えたとき、みなさんをつなげているのは、やはりShirofuneというプロダクトへの愛なんだろうと感じました。

Shirofuneというプロダクトは、企業の成長にコミットできる唯一無二のツール。AIが人の仕事を奪うとよく言われますが、Shirofuneの場合は、人の仕事を奪うのではなく、“進化”させる。人がやらなくていい仕事をShirofuneがやってくれることで、本来、人がやるべき仕事に集中できるんです。

ね? 私も、こんなふうに、ついプロダクト愛を語ってしまいます。それほど、すばらしいサービスなんです。私、Shirofuneの営業をやったら、売れる自信があります(笑)。

― 間違いなく売れますね(笑)。すばらしいプロダクトが中心にあり、純粋にプロダクトを良くしていくことをみなさんが考えているから、シンプルで強い組織になっていると。

はい。そして私たちフリーランスを、まるで社員のように扱ってくれる、関わらせてくれるのも大きいと思います。発注者と受託者の関係じゃないというか。みなさん、Shirofuneファミリーの一員になったような気持ちでいるのかなと想像します。

人件費に関しても、コストではなく、ちゃんといい仕事をしてもらうために必要な投資と捉えていて。だからこそ、優秀な人たちが入ってきて、しっかりとコミットしてくれる。そんな良い循環が生まれている気がしますね。

いつかShirofuneで、ブックライティングに挑戦したい

― 藤井さんのインタビューライターとしての“こだわり”について教えてください。

まずインタビューでは、相手に“気持ちよく話してもらう”ことを大切にしています。そのためには、何よりも自分自身が相手に興味を持つこと。面白がりながら聞くことを心がけています。

ただ書くための材料を集めるのではなく、相手の考えが整理されたり、想いを言語化できたり、新しい気づきがあったりするのが良いインタビューだと私自身は考えていて。なるべく、そういう場になるようにと工夫を重ねています。

ライティングについては“パソコンの中だけで完成させない”のがこだわり。

原稿を必ずプリントアウトして、持ち歩くんです。そして電車の中とか、カフェとか、いろんな場所で読んでみる。するとパソコンの画面で見ていたときには気づけなかった構成や表現の違和感に気づけます。

日常生活でも、じっ〜と家のパソコンの画面だけを見続けることって少ないですよね? 電車を待っているときにスマホで見たり、音楽を聴きながら読んだり。なるべく読み手に近い環境で読み返すようにしています。

― Shirofuneの導入事例やインタビュー記事も、そんな風に一つひとつ大事に書かれているんですね。

そうですね。とくにShirofuneのインタビュー記事は自由度が高くて、面白いです。

Shirofune側があらかじめ構成を決めていたり、「こんなふうに書いてください」と細かくオーダーされることはほぼなくて。実際にインタビューをしてみて、最も面白い部分が引き立つように書けるんです。

ライター冥利につきますし、もっといい記事を書きたいというモチベーションにもつながっていますね。

― 最後に、今後の目標や展望について聞かせてください。

今は、マーケターとライターの仕事をバランス良く手がけられているので、この状態を維持しつつ……ライターとしてはブックライティングに挑戦してみたいです。今後、Shirofuneが書籍を出版することがあれば、ぜひ手がけてみたいですね。

実は、私がマーケティングのお手伝いをしているプロジェクトで、Shirofuneを導入しようという話が出ているんです。

私もShirofuneを知れば知るほど、「サポートを受けながら案件をゴリゴリまわしてみたい!」という思いをおさえられなくなっていて(笑)。だから今度はクライアント側としてShirofuneを使ってみます。そして、その感想や発見をみなさんにお伝えできたら、うれしいです!

<取材・文/猪俣 奈央子>