読みやすい文章について
こんばんは、しろです。
今日、何気にnoteにアップされている色々な記事を読んでいたら、偶然この記事に巡り合いました。
片桐光知子さんの書かれた記事で、自分自身がずっと気になっていた疑問を、まるっと綺麗に明文化しておられ、非常に感動しました。
とりわけ私が感動した単語は、
視認性
でした。
私はずっと、視認性の意味合いを「デザイン」の領域で捉えていました。
Webデザインにおいても、全体の文字や画像などの配置で、人の目を惹きつけ、関心を唆るように「魅せる」点での視認性は大切だと思っていました。
ただ、今は文章の内容を全て読んでからの魅力よりも、その前段階での、「如何に人の気を惹かせるか」という点が重要という点に、ただただ驚いています。
私自身、過去に文字書きで、同人活動をしていた時期がありまして、正直、表紙や本文レイアウトのデザインには少し凝って制作していた事実があります。
自分という同人作家のことを全く知らなくても、デザインの秀逸さで、「手にとってみようか」と思わせる表紙や本文デザインは、「ある種の技法」と捉えていました(きっかけ作りとも置き換えられるかと)。
ニッチなジャンルでの活動でしたが、手に取って下さるきっかけこそデザインで、作品の内容そのものに対し、「面白かった」という肯定的な読み手さんが多くいて下さったので、僅か1年半程でしたが、楽しく活動をすることが出来ました。
文章書きを辞めてから早10年強、よくよく周囲を見れば、どこもかしこも「デザイン先行」な世界になっていて、改めて驚いています。
片桐さんの書かれた記事を読み、手元にあった、現在読みかけの、ひろゆき著「1%の努力」を何気に開きました。
あ。
従来の文章綴りと視認性綴りのハイブリッドですがな。
全てが1行綴り。
メリハリのある読みやすいデザイン(フォントや行間のポイント)。
文字はそこそこあるけど、うるさくない。
そうかー!
このデザインが、今の文章綴りの基準になっているのかー!
…………愕然。
同人活動を辞め、漫然と、ネットや雑誌や本で、色々な記事や論文や作品を読んでいましたが、文章綴りにも流行があるとは知らなかった、です。
あ、でも。
2000年初頭、一時ネットではお笑いWebテキストサイトが台頭していていました。
それこそ「侍魂」や「鉄拳」などのテキストは、行間やフォントや色使いを駆使していた点を、ふと、思い出しました(でも、面白いかどうかは、やはり、書き手本人が繰り出す表現や、ネタの切り口に尽きると感じてます)。
(結論)
もっと精進します。
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